遊びをせんとや生まれけり

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ついでのバギラ

1993年放映の連続TV番組『電光超人グリッドマン』の放送開始に歩調を合わせ

バンダイウルトラ怪獣シリーズ」の牙城に切りこむべく、番組メインスポンサーの

タカラ(現・タカラトミー)から続々とリリースされた怪獣ソフビの一大ラインナップ、

その名も“電光ヒーローコレクション”シリーズ。

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そんな“電光ヒーローコレクション”シリーズのひとつ、“裂刀怪獣・バギラ”には

去る2010年10月の時点において既に一度リペイントを施しており、それによって

一度はそれなりにリペイントの欲求が満たされて満足していたのですが……

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何せもうだいぶ前の塗装であり、先日リペイントしたばかりの音波怪獣・アノシラスと

並び立たせると、どうしてもバギラが見劣りしてしまう感が否めませんでしたので

迷わず、今回の再リペイントに踏み切ったという次第です。

 

 

 で、塗りあがりましたのがコチラ!

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再塗装とは言っても、以前の塗りをそのまま覆い隠してしまうのではなく……

あくまでも前の塗装面を「下味」として活かしていくため、完全に隠蔽せずに

敢えて下から透けさせたりもしつつ、新しい色を重ねていくという点においては

このバギラもまた、今までの拙リペイントと何ら変わるところはありません。

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その上で、個人的に気をつけようと思ったポイントは三つ――

まずひとつは、塗料につや消し材としてのタバコライオンを随時混入することで

前回は消しきれていなかった表面のツヤを徹底的に落とすこと。

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ふたつめは、前回の塗装の上から更にしつこく(笑)複数色を重ねていくことで

単一色では得られない深みと奥行きを前回以上に強調していくこと。

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そして三つ目は、基本塗装が終わったあとのスミ入れを兼ねたウォッシングにて

前回はやや寝ぼけた感じもあった全身のカラーリングを、ぐっと落ち着かせつつ

シャキッと引き締めてやる、ということです。

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以上、簡単ながら今回はバギラ・ソフビの再リペイントの巻でした。

ウルトラ怪獣シリーズ」の影に隠れ、忘れられがちな存在ではありますが……

こうして見ると『グリッドマン』怪獣も、いずれ劣らぬなかなかの美男揃いです。