地方在住者の強い味方、ネット通販。
目を皿のようにして、根気強くマメに探すことによって、地元の店舗などでは
とてもお目にかかれないような「掘り出しモノ」に出会えることもありまして、
その快感を一度知ってしまうとなかなか抜け出せないのです(笑)。
そんな電脳時代の恩恵に与り、今回入手したのはこちら……
MAF(モンスター・アクション・フィギュア)シリーズと銘打たれた
エヴォリューション・トイ製の可動フィギュア版カネゴン。
しかもこれ、只のカネゴンじゃありません――
なんたって『レッドマン』登場版ですよ、『レッドマン』版(爆笑)!!
てなわけで、何はなくともさっそく開封。
去る2016年時における、円谷プロ公式のネット動画配信によって
ある意味、ネタ的な意味で人気と知名度が急加速した感のある
1972年放映のミニ番組、『レッドマン』。
その『レッドマン』景気にあやかる形で、72年当時の円谷プロで
現役稼働していた催事・アトラクション用のカネゴン・スーツをも
こうして可動フィギュア化してもらえた、というのがまず驚きで、
そのスーツの緩さや作りの粗さまでもを忠実再現した造形・塗装に
半ば苦笑いさせられつつも、これまた嬉しい驚きで。
流石にヒーローのアクションフィギュアのような超絶可動とはいかず
『レッドマン』のカネゴン登場回において、良くも悪くも強烈だった
「顔がめくれあがったまま元に戻らなくなった状態」再現用パーツが
残念ながら付属していないなどの物足りなさもあるものの……
まぁ本商品に関しては、一種の「出オチ」的な部分もあるでしょうから
出ただけで御の字ってのはあるでしょうね、確実に(苦笑)。
それよりも本商品の場合に切実な問題なのは、関節部分の渋みが
やけにキツすぎて動かなかったり、下手すると関節部のジョイントを
折ってしまいかねなかったりすることで……
不測の事態を避けるためにも、関節の渋みをこまめに調整していく
シリコンスプレーは必需品ですね(汗)。
と、最後は少々くさすみたいな形になっちゃいましたが……
商品化され、手元にあってくれるだけで何よりも嬉しいカネゴン君。
これから大事に遊んでいきたいと思いまーす。