遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

牙を剥く宇宙の狂犬

毎年半ばより放映開始される、ウルトラマンシリーズ最新作の

放映スケジュールと完全に歩調を合わせて連動し、テレビで見た

あの怪獣、この怪獣が、玩具売り場に行けば待っていてくれる

ある意味、とても恵まれた環境下でのリリースがウリとなっている

現行のバンダイウルトラ怪獣シリーズ」。

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毎度おなじみソフビ・リペイント記事、今回の生贄(笑)はこちら……
2013年9月発売のラインナップより、『ウルトラマンネクサス』に登場した
“フィンディッシュタイプビースト・ガルベロス”の暗黒強化態と言う設定にて
ウルトラマンギンガ』第7話に登場し、ギンガとの死闘を繰り広げてみせた
ダークガルベロス”君です。

 で、塗りあがりましたのがコチラ!

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青系のグレーを基調とした『ギンガ』本編におけるスーツのカラーリングと異なり

黒い成型色にメタリックブルーをポンポイントで配し、更に赤色の牙と爪……という

本編スーツとの乖離が著しい状態の塗装がなされている本ソフビ。

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恐らくは玩具売り場における商品の目立ち具合や、玩具としての「華」などをも

考慮に入れた上でのものであろう、商品デフォルト状態におけるカラーリングの

押しの強い塗装も、それはそれで「ダークガルベロスらしさ」には満ち満ちていて

非常に好みなのですが、今回は敢えて『ギンガ』登場時のカラーリングに準じた

ブルーグレー系統でのリペイントを施していくことに致します。

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幸いこの黒い成型色は、塗装の際にそのまんま「地の色」として活かせますので

これをベースに最初は暗めの色から、徐々に少しづつ明度を上げていくかたちにて

青系塗料でのドライブラシを施すことで、ダークガルベロスのあのボディカラーを

焦らずゆっくり、少しづつ「立ち上げて」いきます。

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で、あとはもう「いつもどおりのいつもの工程」につきバッサリ省略(笑)。

何しろ単一色のボディカラー一発勝負の怪獣ですから、この青系っぽい体の色が

味気ないベタ塗りにならないよう、複数の色を使って「しつこく」塗り重ねていくと

それだけ確かな色合いの深みも、奥行きも生まれてくるのではないかと思います。

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以上、今回は「500シリーズ」版ダークガルベロスのリペイントの巻でした。

商品名こそ“ダークガルベロス”ですが、実際の縫いぐるみがそうであったように

その姿に関しては通常のガルベロスと全く同一ですので、このソフビをベースに

『ネクサス』登場時のガルベロスへのリペイントを施すのも楽しそうですね。

 

……と言うか、何だか僕もムラムラとそれやってみたくなってたり(爆笑)。