「ウルトラ怪獣ソフビ」よりも一回り大きなサイズを前面に押し出すことにより
造形や価格設定ともども、映画怪獣のプレミアムな存在感のアピールを狙って
現在、精力的に展開されているバンダイの「ムービーモンスターシリーズ」。
そのラインナップとして、去る2018年の3月下旬にリリースがなされ、劇中のイメージを
忠実に再現したド迫力の造形で、多くのファンの度肝を抜いたこの逸品……
1989年公開『ゴジラVSビオランテ』登場の、バイオ怪獣・ビオランテ(植獣形態)。
今回はこれを、リペイント遊びの俎上にあげてみたいと思います。
で、塗りあがりましたのがコチラ!
「ゴジラ細胞と植物の細胞が高度に融合した結果としての巨大怪獣化」と言う出自ゆえに
ソフビ成形色の暗いグリーンがそのままメインの体色として推し出させ、それはそれなりに
劇中イメージの再現と言う意味では間違いではないのですが……
せっかくの精緻なディテールをより効果的に活かすうえでも、ここはやはりソフビの上から更に
複数色を塗り重ねることによって、成形色剥き出しゆえの「オモチャっぽさ」の払拭と同時に
より複雑な色の奥行きと「生物らしさ」をも与えてみたいところ。
というわけで、後はもう例によって例のごとく(笑)の作業。
アドリブ込みの筆運びでも、どんどん「それっぽく」なってくれると言うのは、とりも直さずひとえに
このソフビ自体の出来の良さがあったればこそ、なんですよね。
以上、甚だ簡単ではありますが……
今回は、ムビモン版ビオランテのお手軽リペイントの巻でした~。