拙ブログのお客様には、もはや説明不要と言ってよいであろうその名前……
我が国の誇る偉大な音楽家、故・伊福部昭氏が、我が郷里である北海道の
「開道百年」を記念して作曲し、1961年に初演がなされたのが本曲です。
「伊福部節」の真骨頂とも言うべき、荘厳なそのメロディと重層的な各楽器間の
ユニゾンが織り成す重厚な調べの厚みは、聞くものをして圧倒せずにはおかず
また同時に、「老いも若きも一緒に歌える歌」という、この歌曲の作成当初の
コンセプトからは少々外れてしまった感もあるほどに、勇壮で荘重な出来栄えが
その存在感を高らかに誇示し続けている、我が北海道の誇るべき栄えある一曲。
気軽に口ずさむことは、畏れ多くてとても出来そうにありませんが(笑)……
その分、その「大地の調べ」に何度も耳を傾け、そして酔いしれたいと思います。