さーてと、夕飯――
なめこと春菊の味噌汁にヒジキの炒め物、そしてこの日のメインを張るのは
焙った合鴨肉入りの玉子かけご飯。
焙った合鴨肉を溶き卵の中に混ぜ入れ、フライパンに残った鴨の脂ベースで拵えた
少し甘めのタレと刻み長葱の薬味とで頂きます。
何でも故・池波正太郎氏のエッセイ「卵のスケッチ(A)」によれば
この鴨入り玉子かけご飯は、討ち入りの夜に赤穂浪士たちが
堀部弥兵衛宅で腹を充たしたメニューだった、とのことで……
コトの真偽はさておき、旨かったのでよしとしちゃいます(笑)。