小サイズにみっちり詰まったリアル造形の高密度と、バラエティ豊かな顔ぶれが
ずらり揃ったラインナップが評判の新「ウルトラ怪獣シリーズ」……
その華々しいデビューは、30年以上の長きに渡り、時代毎のウルトラキッズらの
よき友であり続けてくれたバンダイのロングセラー・旧「ウルトラ怪獣シリーズ」、
即ち840円ソフビのノウハウや販路などをストレートに受け継ぐことができたという
恵まれた境遇にも支えられていることを忘れるわけにはいかないでしょう。
さて、そんな旧ソフビからリペイントの俎上に乗せますのはこちら……
『ウルトラマンガイア』第44話に登場し、相棒にあたる超コッヴとの強力タッグで
ガイア・アグルの二大ヒーローを相手どり、迫力たっぷりの大暴れで「魅せて」くれた
“宇宙雷獣・超(スーパー)パズス”君です。
で、塗りあがりましたのがコチラ!
1990年代後半の完成品フィギュア・バブルの恩恵を受け、より劇中イメージに近い
細密かつ美麗、しかも実際の怪獣スーツにより忠実な塗装がなされるようになって
当時のウルトラファンから大いに歓迎された、この時期のバンダイ怪獣ソフビ……
その一翼を担う超パズスも、勿論その例外ではありません。
そんなわけですので、今回もまた……
全面的なくるみ塗装ではなくて、ソフビ本来の成形色と塗装とを活かしながら
部分的にちまちま色を塗り足していくお手軽リペイントで楽しむことに。
そしてこの超パズスの場合、造形それ自体がほれぼれするような素晴らしさですので
市販のスミイレ用塗料(ワタクシの場合はペトロール溶きの油絵具を使用)によって
ソフビ全体にウォッシング兼用のスミイレを施してやるだけでも、全身のモールドが
メリハリを伴ってくっきり強調され、より『ガイア』第44話での猛々しいイメージに近い
超パズスに生まれ変わってくれるのではないかな、と思います。
以上、今回は旧ソフビ版・超パズスのリペイントの巻でした。
ソフビ造形のクオリティにおいては既に円熟期に入り、傑作揃いの『ガイア』怪獣。
リペイントをしていると、自然と本放送当時のときめきが胸に蘇って参ります。