ジャケットデザインやライナーノーツにまでこだわり抜いたと言う
独特の美意識に裏打ちされた世界観と、どこか湿った陰影を帯びて醸し出される
ヴォーカル&メロディの染み渡るような魅力によって今なお語り継がれ、
多くのファンの心をしっかり掴み続けている故・浅川マキ氏の音楽世界。
故・寺山修二氏に見いだされ、1960年代後半にデビューを飾った
氏のアルバム「浅川マキの世界」から、今夜はこの一曲をご紹介。
彼女自身がこだわり抜いたジャケット・デザインの鮮烈さともども
まるで「ここではない何処か」へ、聞く者の心を誘い去るかのような
その歌の中に、しばしたゆたってみるのはいかがでしょう。