遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

野牛ミクラス血風録

買い求めやすい価格設定と集めやすいサイズ、そしてラインナップに加えられた

怪獣たちのメジャー・マイナー取り揃えた絶妙にバラエティ豊かな顔ぶれによって

多くのファンから好評とともに迎えられている現行「ウルトラ怪獣シリーズ」。

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そんなバラエティ豊かなラインナップの中から、本日の哀れな生贄(笑)として

チョイスされたのはこちら、ウルトラセブンが使役する頼もしい(?)怪獣戦力こと

M78星雲・バッファロー星出身の“カプセル怪獣ミクラス”君です。

 

 

 

 

 

で、塗りあがりましたのがコチラ!

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単なる茶色のカタマリみたいな怪獣かと思いきや、その顔や角、背中の凸凹など

意外に塗り分けの細かいミクラスですが、求めやすい価格帯を維持するための

製造コスト調整の都合上、そこらへんの塗装に関しましては省略が著しいので

まずは何より、未塗装部をちまちま塗り分けていくところから始めます。

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基本的な塗り分けが終わったところで、スミ入れを兼ねてのウォッシング。

今回のミクラスに関しましては、濃い目の焦茶色の成型色が映像のイメージに

ほぼ近しいものでしたので、この成型色をそのまんま利用することができる分

下塗りからの塗り重ねの過程をバッサリ省けるのがラクチンでいいですね(笑)。

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ウォッシング時に塗布したペトロール溶きの油絵の具が、ある程度乾いたところで

全身のディティール強調と汚し塗装を兼ねて、パステルによるドライブラシ。

そして最後に、艶消しスーパークリアーを吹き付ければ出来上がりです。

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パステルのドライブラシは塗料を使う以上にデリケートなタッチで施すことができ

粉の定着力がさほどではない分だけ、うっかりやりすぎたとしてもチークブラシや

綿棒などで払ったり拭きとったり、やり直しが容易なのも有難いトコロですね。

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以上、今回はミクラスのリペイントの巻でした。

 

ウルトラセブン』初登場時の猛々しさと、『ウルトラマンメビウス』以降における

マスコット的な愛らしさを上手く折衷したデフォルメ・センスが光る本品……

他の「ウルトラ怪獣」ソフビがそうであるように、このミクラスもちょっとの手間暇で

秘められたポテンシャルがぐいぐい引き出されてきますので、このミクラス・ソフビを

リペイント趣味の入り口にしてみるのも、悪くない選択肢ではないでしょうか?