何気に美味しい食べ物屋が多いので、小さい街ながらも
決して素通りできない栗山町……
そんな栗山町における名店のひとつ、ネパール出身のシェフが腕を振るう
本格ネパールカレーが食べられるお店「アース」さんにおいて、遅めの昼食として
“スープカレー麺”を頂いて参りました。
本格と銘打っているお店において、いきなりの逸脱メニュー注文ですが
なんの、基礎がしっかりしていればこそ逸脱も見苦しさに堕ちることなく
しっかり本質を踏まえて美味しかったりするのですよ。
苫小牧で発祥し、室蘭に広まって行ったカレーラーメンが
ラーメンスープの中にカレールーを投じたものであるならば
その真逆に、スープカレーの中に中華麺を投じたのがこの料理。
似て異なる二つの料理、味わいを比べつつ食べるもよし……
スパイス配合の絶妙さに、ただ陶然となるのもまた一興。
そして、麺とスープをすする合間、合間の相の手に
追加注文の焼きたてプレーン・ナンをスープに浸しつつ楽しめるのは
カレーラーメンには有りえない、本格ネパールカレーのお店たる
「アース」さんならではの楽しさと美味しさであります。
逸脱けっこう、大いに結構。
勝てば官軍、旨けりゃ王道ですともさ!