遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

「はじまりの怪獣」と呼ばれたアイツ

毎年半ばより放映開始される、ウルトラマンシリーズ最新作の

放映スケジュールと完全に歩調を合わせて連動し、テレビで見た

あの怪獣、この怪獣が、玩具売り場に行けば待っていてくれる

ある意味、とても恵まれた環境下でのリリースがウリとなっている

現行のバンダイウルトラ怪獣シリーズ」。

そんな現行怪獣ソフビから、今回リペイントの遡上にあげますは……

昨年放映の『ウルトラマントリガー』第5話にてデビューを飾り、また現在放映中の

ウルトラマンデッカー』第2話において再登場を果たしたのも未だ記憶に生々しい

"破壊暴獣・デスドラゴ”君であります。

 

 で、塗り上がりましたのがコチラ!

あくまでも玩具であり、売り場における目立ち具合なども考慮に入れたうえで

白と紫のコントラストがかなり強めになっているソフビ・デフォルト状態の彼。

それはそれとして「玩具」のアプローチとしては正解なのですが……

『トリガー』『デッカー』の劇中でも惚れ惚れするような暴れっぷりによって

新怪獣としての存在感をたっぷり見せつけてくれたデスドラゴだけに、そんな劇中の

「あのイメージ」を大事にしつつ、少しでもそれに近づきたいのもまた人情(笑)。

そんなわけで、今回のリペイントの際には……

映像作品や本編スチルを参考にしつつ、商品デフォルト状態よりも意識的に

全身の配色を「落ち着かせて」やる方向で。

ああでもない、こうでもないと、半ばアドリブも込みで筆を重ね……

最終的には『こんな感じ』に落ち着きましたが、いかがでしょうか。

そして全身に色が入ったところで、油絵具によるスミ入れ兼のウォッシングによって

全身の色彩を引き締めつつ落ち着かせてやれば出来上がり。

 

あ、最後の仕上げとして、全身の塗料やマテリアルを表面に定着させるためにも

ラッカー系のクリアコートひと吹きは忘れるわけにはいきません。

以上、簡単ながらバンダイソフビ版デスドラゴのリペイントの巻でした~。