遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

雷撃を跳ね返せ!

小サイズに詰まった造形の高密度と、バラエティ豊かな顔ぶれが

ずらり揃ったラインナップが評判の新「ウルトラ怪獣シリーズ」。

さて、このたびリペイントの俎上にあげますのはこちら……

2019年に放映された『ウルトラマンタイガ』の第19話にてデビューし、

そのコミカルなルックスと凶悪な設定、パワフルな強さのギャップで

強烈な印象を残した、宇宙に名を轟かせる戦い好きの雷神こと

雷撃獣神・ゴロサンダー”様です。

 

 

で、塗りあがりましたのがコチラ!

成形色を包み隠す「くるみ塗装」によって、ガッツリ塗りこむのも

ソフビ・リペイントにおけるひとつの正解ではあるのですが……

その一方で、ソフビ・デフォルトの成形色や塗装などを活かしつつの

部分塗りでお手軽に楽しむ、と言うのもまた正解。

そんなわけで、今回もまた……

ソフビ本来の成形色を「地の色」として活かしながら、色を重ね

より劇中スーツの印象に近くなるよう筆を動かしていきます。

で、そのための命題と言えば二つ。

ひとつはソフビ成形色剥き出しのボディカラーに、単色だけの

ベタ塗り的な印象を与えない奥行きを出していくこと。

そしてもうひとつは、商品デフォルト状態である細部塗装の省略を

ちまちま塗り分けることで補ってやること、でしょうか。

 

そんなこんなで、こんな感じに仕上がりましたが……

はてさて、いかがでしょう?

以上、今回は現行ソフビ版ゴロサンダーのリペイントの巻でした。

意欲的に次々と新怪獣を登場させ、それが商品化に反映されるのは

間違いなく『タイガ』の美点のひとつであり、怪獣玩具ファン的には

素直に有難い事だ、と思っておりますです。ハイ。