遊びをせんとや生まれけり

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ジャンボーグA

"ジャンボーグA

 それは、エメラルド星より贈られた宇宙サイボーグの事である。

 立花ナオキの腕時計が光る時、

 ジャンファイトの掛け声でジャンセスナが変化し

 立花ナオキはジャンボーグAの目の奥で操縦するのである!"

(『ジャンボーグA』オープニング・ナレーション)

円谷プロ10周年記念作品」のひとつとして、1973年1月よりその放映が開始され

同期作である『ウルトラマンタロウ』や『ファイヤーマン』との差別化のために

企画段階でわざわざ謳われた「ジャリ番に徹する」と言う清々しい製作方針のもと

分かりやすい表現と積極的なシリーズ展開、炸裂する極彩色の光学合成などなど

子ども心にジャストミートする直球勝負の娯楽作として、本放映世代を中心として

今もなお根強い支持を獲得し続けている『ジャンボーグA』。

 

そんな『ジャン』の作品世界の開幕を告げる、OP主題歌が本曲。

ヒットメーカー・菊池俊輔氏による明朗で覚えやすく、爽快感あふれるスコアは

ジャンボーグAと怪獣とのメイン戦闘曲として幾多の名勝負を彩ったのみならず

主人公・立花ナオキの「青春のテーマ」としても抜群の機能ぶりを見せていた

『ジャン』の魅力を語る上では、これなしでは話が始まらない名曲です。