遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

『ウルトラマンデッカー』14話、見ました!

 あー、やっぱりだよ、やっぱり(笑)!

その発想面でのオリジンを『劇場版ウルトラマンティガ&ダイナ』に登場した

”電脳魔神・デスフェイザー”に置いているが故の設定から、或いはデザイン面での

ヒロイックな頼もしさだけではない、どこか禍々しささえ感じさせる全身のフォルムと

カラフルさを故意に抑えたカラーリングから、今作『ウルトラマンデッカー』でも

いつか「来る」んじゃないかと密かにワクワクしていましたが……

 

やー、とうとう「来ました」ね、テラフェイザーの暴走(爆笑)!!

 

ウルトラマンデッカー 電脳魔人 DXテラフェイザー

ウルトラマンデッカー 電脳魔人 DXテラフェイザー

 

ただ今回の場合、じっくりと話数・時間をかけてエピソードを積み重ね、

テラフェイザーがGUTS-SELECTにとってかけがえのない「戦友」として

認められ、信頼をおかれていく過程をじっくり腰を据えて描写したことで

土壇場でのアサカゲ博士の「裏切り」と、そんなテラフェイザーが敵に回った

残酷な事実のショッキングさも、デスフェイザーの時以上に鮮烈で……

この辺は、じっくり時間をかけたエピソードの積み重ねで物語を重層化できる

テレビシリーズならではの長所がしっかりと活きてくれましたね。

 

ウルトラアクションフィギュア ウルトラマンデッカー フラッシュタイプ

ウルトラアクションフィギュア ウルトラマンデッカー フラッシュタイプ

 

とは言え、「ああテラフェイザーが敵になっちゃったよ、どうしよう!?」と

それだけでは終わらないのが今エピソードの凄いところで……

後半ではアサカゲ博士の前に、突如として立ちはだかった「謎の男」が

何とカナタの眼前でデッカーへと変身し、戦いなれたそのバトルスタイルによって

テラフェイザー&再生スフィアザウルスの超極悪タッグに戦いを挑む、と言う

予告編映像だけでは誰も予想しえなかった超絶展開に。

 

何しろ演者が谷口賢志氏ですから、もうそこにいるだけで胡散臭い(賛辞)うえに

デッカーの力を軽々と使いこなして見せる得体の知れなさ、アサカゲ博士との

台詞の応酬から匂い立つ、スフィア襲来にまつわる浅からぬ因縁の歴史などなど

今後の展開のキーになるであろう魅力的な謎のエッセンスがたっぷりと振りまかれ

次回以降への視聴意欲を大いに搔き立ててくれる存在でした。

 

S.H.フィギュアーツ ウルトラマンデッカー フラッシュタイプ 約150mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

S.H.フィギュアーツ ウルトラマンデッカー フラッシュタイプ 約150mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

 

で、そんな番組後半戦のキーパーソン「謎の男」の登場にも驚いたのですが……

今回嬉しかったこと、という点でやはり欠かせないのは、エピソード冒頭部分における

騒音怪獣・ノイズラー久々のウルトラシリーズ登場。

 

カナタ&テラフェイザー(ハネジロー)の最強タッグの息の合いっぷりを

分かりやすく視聴者に提示させるための「ヤラレ役」にとどまりはしたものの

ウルトラマン80』でのデビュー以来、本当に久々である番組本編への顔見せに

かつての怪獣少年としては、無条件でやはり心が躍ってしまいます――

 

後は4番組に連動して、ソフビも発売されてくれれば言うことなしだったんですが

パゴスの例もありますし、そう焦ることもないかな、と(微笑)。

 

ウルトラアクションフィギュア ウルトラマンデッカー ダイナミックタイプ

ウルトラアクションフィギュア ウルトラマンデッカー ダイナミックタイプ

 

そして次回、今回提示された魅力的な新設定・新要素の数々がより踏み込んだ形で

視聴者に提示され、それとともに姿を現す(であろう)ヒーロー最強形態!

 

今回上がりに上がったテンションが、ここから更にどう上がっていくか?

こりゃもうどう考えたって、来週は決して見逃せない『デッカー』なのです。