遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

ハマンヨン(何茫然)

我が国では『宮廷女官チャングムの誓い』のタイトルで2004年より放映され、

魅力的なキャスト陣が扮した個性豊かなキャラクターが織りなす、波乱万丈の展開と

しっかりした骨太の一本筋の通ったドラマ性によって好評を博し、日本における

韓国時代劇ドラマの知名度と認知度を飛躍的に高めることに貢献もしてくれた

2003年の史劇ドラマ『大長今(テジャングム)』。

 

そんな『大長今』のドラマ世界を彩った数々の印象的な楽曲の中でも、劇中における

激しい感情の昂りやドラマチックな感情の交歓など、大切な見せ場を大いに盛り上げ

ドラマの格調をひときわ高めてくれた傑作挿入歌が本曲です。

 

イタリアのポッペラ(ポップスとオペラを融合させた声楽の一ジャンル)シンガー、

アレクサンドロ・サフィーナ氏をヴォーカルをとって、壮大なアレンジの演奏とともに

韓国語の歌詞を朗々と、感情豊かに歌い上げてくれる本曲……

 

そのナンバーを日本人の僕が聞いては、そのたび感動を新たにしている点まで含め

素晴らしい才能と音楽には国境などないのだ、としみじみ感じさせてもらえます。