遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

三十六計 突撃に如かずの巻

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地域のため、ご近所のため、今日も頑張る我らのヒーロー。

おお、耳を澄ませば今日もまた聞こえてくるはずだ――

悪党相手に死闘を繰り広げる、宙マンの頼もしい戦いの雄叫びが。

 

宙マン「とどめだ! 

 宙マン・エクシードフラッシュ!!

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全身のエネルギーを極限まで凝縮して放つ、虹色の必殺光線……

エクシードフラッシュの一閃が、ササヒラーを直撃!!

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やったぞ宙マン、大勝利!

 

 

 

かくてまたまた、怪獣軍団の野望は水泡に帰すはめに。

怪獣魔王・イフにとって、これが面白かろうはずもなく……。

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と言うわけでこちら、暗黒星雲の怪獣軍団・本拠地。

案の定、魔王の怒りが沸点を越えて煮えたぎっていた。

イフ「うむむむっ、毎度毎度にっくき奴、宙マンめが……

 これでよいのか、怪獣どもよ!」

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イフ「……いいや、断じてよくない。良い筈がなかろう!?

 地球人どもに、ワシらの威力を見せつける者はいないのか……

 宙マンを、ギャフンと言わせてやろうと言う者はいないのか!」

「ガハハハッ、だったらよォ……

 俺がひと肌脱ぐしかねぇやなぁ、叔父貴!?

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どこか嘲るような怒号とともに、ずいっと前に進み出てきたのは……

怪獣軍団の幹部候補生「ダークネスファイブ」でも屈指の武闘派、

テンペラー星人“極悪の”ヴィラニアス。

 

イフ「おおっ、ヴィラニアスよ、やってくれるか!?」

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ヴィラニアス「(頷き)お気楽極楽な、あの連中のこった……

 ササヒラーを倒して、すっかり安心して気が緩んでるはずさ。

 そこへすかさず、俺の送り込んだ新手の刺客が……!」

イフ「うむ、確かにな。

 ……見ておれ宙マン、すぐに吠え面かかせてやるわ!」

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おお、またしても……

怪獣軍団の新たなる魔手が、地球に向けて迫るのだ。

 

危うし北海道、危うし宙マン!

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と、ひとまずそれはそれとして……。

こちらは毎度お馴染みの舞台、北海道千歳市

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これまたお馴染み、宙マンファミリー。

先ほどまで大暴れしていた宇宙怪人ササヒラーを見事にやっつけ

まずは一安心、というところであった。

 

宙マン「やぁやぁ、お待たせ、お待たせ!」

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落合さん「お疲れ様でした、お殿様!」

ビーコン「やー、さっすがアニキ、今日もお見事っした!」

ピグモン「はうはう~、宙マン、かっこよかったの~」

宙マン「はっはっはっ、みんなが応援してくれたおかげだよ。

 と、それはさておき――」

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宙マン「一戦交えたら、例によってお腹がすいてきちゃったな」

落合さん「あァ、それは確かに!

 時間も頃合いですし、どこかのお店でランチと参りましょうか――

 お殿様的には食べたいもの、何かございます?」

宙マン「う~ん……こういう時は、やっぱり肉が良いねぇ。

 よく焼けたステーキにかぶりついて、ざっくりとした歯ごたえと

 じゅわりと口の中に溢れ出る肉汁を……」

 

……と、その時である!

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ピグモン「(一方を見て)……あっ!

ビーコン「へっ?」

落合さん「どうなさいましたの、ピグモンちゃん!?」

 

嗅覚に優れ、勘の鋭い友好珍獣。

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そんなピグモンが、いち早く察知した只ならぬ気配は……

虚空に走った閃光とともに、すぐさま具体的な恐怖の形となって

我々人類の前に立ちあらわれた!

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「ギャルウゥゥ~ッ!!」

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ビーコン「ずげっ! か、怪獣っス!」

落合さん「……いえ、私の記憶が確かなら、あれは――」

宙マン「(頷く)あれもまた、れっきとした宇宙人だったはずだ」

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宙マン「そう、悪名高い宇宙の通り魔……

 暗闇宇宙人・カーリー星人!

カーリー星人「ギャルル~、嬉しいねぇ、この俺をご存知とは!

 いかにも俺は、全ての物を当たって砕くカーリー星人……

 今は暗黒星雲で、怪獣軍団の世話になってるって寸法よ!」

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落合さん「そのカーリー星人さんが、どうして……」

ビーコン「しかも、戦いが済んだばっかのこのタイミングで!」

カーリー星人「ギャルル~、イヤだろう、うんざりするだろう!?

 ……おうよ、それが狙いさ!

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ビーコン「っがー、故意の当たり屋っスか、アンタ!」

落合さん「……端的に申し上げて、超最悪ですわね!」

ピグモン「えう~、せっかく平和になったと思ったのに~」

宙マン「……うぬっ!」

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ヴィラニアス「ガハハハッ、よーし、よしよし!

 聞いたかィ叔父貴、宙マンたちはもううんざりだとさ――

 まずはこの勝負、俺達の一点先取だぜ!」

イフ「うむっ、見事じゃ!

 さぁカーリー星人よ、ここから更に押して押しまくれ。

 お前の突進戦法で、千歳の街を徹底的に破壊せよ!」

カーリー星人「ギャルル~、やらせてもらいますぜェ、魔王様!」

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怪獣魔王の命を受け、進撃開始するカーリー星人!

迫り来る巨体を前に、悲鳴をあげて右往左往、逃げ惑う人々。

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落合さん「あぁもう、次から次に……何てことでしょう!?」

ビーコン「く~っ、すきっ腹には堪える全力疾走っス!」

ピグモン「きゃあぁぁんっ、おっかないの~!」

 

カーリー星人の出現により、たちまち大パニックの千歳市

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だが、こんな緊急事態を、航空防衛隊は放置などしない。

直ちに空の精鋭たちが、最新鋭の戦闘機でスクランブル!

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ビーコン「おおっ、今日も今日とて航空防衛隊っス!」

ピグモン「防衛隊のおじさんたち、しっかりなの~!」

落合さん「今度こそは……いろいろ、お願いしますわね!?」

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「ようし……全機、一斉攻撃開始っ!

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高火力のロケット弾が、矢継ぎ早やに叩きこまれる――

だが、戦闘機隊の奮戦にも、全く動じる様子を見せない星人。

 

カーリー星人「ギャルル~っ、お呼びじゃねェよ、お邪魔虫っ!」

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「……ど、どひゃあぁぁ~っ!?」

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星人の両肩の角から迸る、恐怖の破壊光線!

その直撃を受け、一機、また一機と撃墜されていく戦闘機。

 

ピグモン「ああっ、やられちゃったの!」

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ビーコン「毎度のことながら、何つーか……」

落合さん「……いえ、あの星人さんが強すぎるからいけないんですわ!」

 

と、人々が口々に嘆いたり、ボヤいたりしている間にも。

傍若無人な星人大暴れのテンションは、今や最高潮に達していた!

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カーリー星人「ギャルル~っ、突撃、突撃、また突撃!

 この俺の突撃に勝てる者、全宇宙にナ~シっ!」

ビーコン「どひ~っ、完全にチョーシ乗ってるっスよ!」

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落合さん「ですが、このままでは本当に千歳が……」

ピグモン「はわわ……宙マン、宙マン、なんとかしてなの~」

宙マン「ああ、やるとも! 宙マン・ファイト・ゴー!!

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閃光の中で、みるみるうちに巨大化する宙マン。

華麗な空中回転とともに、カーリー星人の前に舞い降りる!

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宙マン「トゥアーッ! 宙マン、参上! 

 宇宙の通り魔め、これ以上は好きにさせんぞ!」

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ズ、ズーンっ!!

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ビーコン「うおお! 出たっス、アニキの十八番!」

落合さん「お殿様、本日二度目の巨大化も素敵です……♪(うっとり)」

ピグモン「はうはう~、宙マン、がんばってなの~!」

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カーリー星人「ギャルル~ンっ、潰されに出てきたかよ、宙マン!」

宙マン「ああ、出てきたともさ。

 ……ただし、潰れるのはそちらの方だがね!」

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全身にみなぎる怒りを力に変え……

ファイティングポーズをとって、敢然と身構える宙マン。

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カーリー星人「面白ェ、だったら試してみるかァ!?」

宙マン「どこからでも来い、カーリー星人!」

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真っ向激突、宙マン対カーリー星人!

人々が見守る中、今日もまたまたスーパーバトルの幕が開く。

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破壊そのものを自らの存在意義とするかのような、昏い情熱……

持ち前の堅牢な皮膚と強靭な四肢、そして両肩の二本角を武器に

猛然と宙マンめがけて襲いかかってくるカーリー星人。

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しかし宙マンも、洗練された格闘技がますます冴え渡り……

カーリー星人の荒々しい猛攻に臆さず、一歩も引かない。

幾度となく響き渡る打撃音、ヒートアップしていくバトル!

 

宙マン「そぉれっ、こいつを受けてみろ!」

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軽快なステップとともに、鞭のような回し蹴り!

宙マンの華麗なキック技に、さしもの暗闇宇宙人もよろめく。

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宙マン「どうだカーリー星人、思い知ったか!」

カーリー星人「ギャルルッ……勝負は、ここからだ~ッ!

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ドッスゥゥ~ンっ!

 

出た! カーリー星人最大の得意技……

肩の二本角をふりかざし、幾多の敵を「潰して」きた突進戦法が

宙マンの巨体をも軽々と吹っ飛ばしてしまう!

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「う、うわぁぁぁぁ……っ!!」

 

落合さん「(驚愕)……お、お殿様っ!?」

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ビーコン「あの攻撃はヤバイっスよ、シャレんなんないっス!」

ピグモン「はわわ……宙マン、まけないでなの~!」

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ヴィラニアス「ガーッハハハハ、いいぜ、いいぜ、カーリー星人!」

イフ「そのまま一気に、宙マンを叩き潰してしまえ!」

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宙マン「(苦悶)うう……うっ!」

カーリー星人「魔王様直々のリクエストだ、悪く思うなよ――

 ギャルル~っ、死んでもらうぜ、宙マぁン!」

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「なんの、これしき……やられて、たまるかっ!

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宙マン、パワー全開!

腹筋のバネを使って勢いよく跳ね起きるや、星人の破壊光線を

得意の回転戦法でひらり、ひらりと躱していく。

 

カーリー星人「ぐ、ぐぬぬっ、ちょこまかしやがって!」

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頭に血が上り、めちゃくちゃに光線を乱射するカーリー星人。

その恐怖の猛攻を、宙マンはジャンプで回避して大空へ。

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見よ、オリンピック選手もかくやの空中大回転!

突進してきたカーリー星人の頭上をも、軽々と飛び越えてみせ

ビルの壁面を蹴るやいなや、その反動を利用して再び空中へ!

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カーリー星人「(驚愕)ンなっ!?」

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宙マン「くらえ! 宙マン・閃光波!

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ピッキュイィィーン!

 

高らかな音とともに、宙マンの手にストロボ状の発光が生じ……

次の瞬間、星人の眉間で激しい爆発が起こる。

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カーリー星人「(よろめいて)や、野郎っ、よくも俺の急所を……」

宙マン「お次はこれだ、カーリー星人!」

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宙マン「ダァァーッ! 宙マン・回転フルキック!

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高速回転の勢いを加え、両足で蹴り込む正義のキック!

鋭い足先を食らって、星人がブッ倒れたところへ――

 

宙マン「正義の刃、受けてみろ!

 秘剣・スーパー滝落とし!!

ザシュウッ!!

スーパー剣を抜き放ち、刀身にエネルギーを集中させ……

豪快な空中回転とともに、真っ向から振り降ろされる光の刃!

宙マンの「滝落とし」が、カーリー星人を唐竹割りに切り裂いた。

カーリー星人「と、突撃の……その先が、見たかったぁぁ~っ!」

やったぞ宙マン、大勝利!

 

落合さん「やりましたわ、流石お殿様です!」

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ビーコン「いえっふ~、やっぱアニキはこうじゃなくちゃっス!」

ピグモン「はうはう~、宙マン、ありがとうなの~♪」

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イフ「おのれ、またしても……またしても宙マンめが!

 だが、怪獣軍団にはまだまだ猛者どもが揃っておるわ……

 今に見ておれ、思い知らせてくれる!」

 

……という、怪獣魔王のいつもの負け惜しみはさて置いて。

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怪獣軍団の恐怖の使者、カーリー星人を撃退し……

かくてまたまた、見事に北海道の平和を守りぬいた宙マン。

そんな彼を讃えるように、降り注ぐ陽の光もひときわ眩しかった。

 

落合さん「お殿様、連戦お疲れ様でした!」

ビーコン「ホント、こういう時に頼れるのはアニキだけっスよ~」

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宙マン「いやぁ、頼ってもらえるのは嬉しいんだけど……

 もう、腹ペコの方が我慢の限界でねぇ。

 このままだと、お腹の虫が揃って暴動を起こしそうだよ」

ピグモン「はうはう~、ピグちゃんもお腹ぺこぺこなの~♪」

落合さん「承知しましたわ、すぐにどこかのお店へ参りましょう!

 えぇと、お肉が安くて美味しいところと言えば……」

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ビーコン「いえっふ~、はいはい、ハ~イっ!

 オイラ知ってるっスよ、どんなブランド牛にも負けない旨い肉。

 ヒヒヒ、しかもプライスレスなのが嬉しいじゃないっスか~☆」

 

むにゅんっ、ふにふにっ

 

落合さん「(悲鳴)……きゃ、きゃああああっ!?」

 げ し っ !

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落合さん「ねーいっ、セクハラの代償は高くつくと知りなさいッ!(怒)」

ビーコン「どひ~っ、それじゃ皆さん、また次回っスぅぅ~」

宙マン「はっはっはっはっ」

 

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怪獣軍団から送りこまれる刺客たち……

どいつも、こいつも、曲者揃い。

負けるな宙マン、勇気と闘志で打ち砕け!