小サイズにみっちり詰まったリアル造形の高密度と、バラエティ豊かな顔ぶれが
ずらり揃ったラインナップで、評判の現行「ウルトラ怪獣シリーズ」……
その華々しいデビューは、30年以上の長きに渡り、時代毎のウルトラキッズらの
よき友であり続けてくれたバンダイの一大ロングセラー「ウルトラ怪獣シリーズ」、
即ち旧840円ソフビのノウハウや販路などをストレートに受け継ぐことができたという
恵まれた境遇にも支えられていることを忘れるわけにはいかないでしょう。
そんな旧ソフビの中から、今回リペイントの遡上にあげましたのは……
1997年放映『ウルトラマンダイナ』大阪ロケ編・第36話に登場し
スーパーGUTS・旧GUTS、そしてダイナらの英雄たちを向こうに回して
凶悪な大暴れを見せてくれた”超宇宙合成獣・ネオジオモス”さんです。
で、塗りあがりましたのがこちら!
ネオジオモスのソフビは、販売時期によって二つに大別され……
ひとつが『ダイナ』本放映当時にリリースされたメタリックブルーのスプレーを
基調にしたバージョン、そしてもうひとつが、このたびリペイントに使用した
2007年以降の『データカードダス 大怪獣バトル』に歩調を合わせる形で
細部の塗装が大幅に増やされたバージョン。
そんな風に、商品デフォルトの状態で細かな塗り分けはほぼ「出来てる」
状態ですので、リペイントと言っても全面を塗料でくるみ塗りつぶすのではなく
自分で何となく「足りないかな?」と思った箇所にのみ色を足していきながら
全体の色の情報量を増やしていく方向で作業を進めていきます。
そんなちょっとの作業で俄然「見違えてくれる」のは、とりも直さず
元々の商品のクオリティの高さがあったればこそ。
今回も色を足していきながら、しみじみと惚れ直す思いでしたね。
以上、簡単ながら旧ソフビ版ネオジオモスのリペイントの巻でした。
シリーズ最新作最新作『ウルトラマンデッカー』にも、近々スフィアジオモスなる
新怪獣が出るとのことですが……
それを踏まえた上で、旧怪獣ソフビたちの良さを見直してみるのはいかがでしょうか。