遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

ペギラがまた来た!

毎年半ばより放映開始される、ウルトラマンシリーズ最新作の放映スケジュールと

完全に歩調を合わせて連動し、テレビで見たあの怪獣、この怪獣が、

玩具売り場に行けば待っていてくれる、という

ある意味、とても恵まれた環境下でのリリースがウリとなっている

現行のバンダイウルトラ怪獣シリーズ」。

そんな現行ウルトラ怪獣ソフビの、現時点における最新アイテムとして

去る17日にリリースされたばかりの”有翼怪獣・チャンドラー”。

 

劇中におけるスーツの躍動感や重量感などを巧みなデフォルメの中に同居させた

この傑作ソフビを素材に、このたびはこんな「アソび方」をしてみました。

 

 

で、仕上がりましたのがコチラ!

ウルトラQ』に登場した冷凍怪獣ペギラをベースに、耳をつける小改造を施して

この世に生を受けることとなったチャンドラー。

その故事に倣い、今度はチャンドラーのソフビから耳をそぎ落とすことによって

逆にペギラを再現してやろうと言うのは、多くのウルトラ怪獣&ソフビファンの皆様が

すぐさま思いつき、実行に移しておられることと思いますが……

僕の場合はそこから何だか興が乗ってしまいまして(笑)、どうせなら真面目な皆様が

おやりにならないようなことを……というわけで、『ウルトラマン』から数年を経て

催事用のアトラクション・スーツとして再利用され、1972年放映の『レッドマン』にも

登場を果たした"1970年代前半のアトラク"として仕上げてみた次第。

そんなわけで、鼻先から上唇の当たりを一度切り離してから、スペーサーを噛ませて

長さを延長し、アトラク用スーツのどこか間延びした印象のルックスを再現。

 

それに併せて、ペギラ(チャンドラー)の特徴である半開きの凄味ある目つきも

一度デザインナイフで削り落とし、より間抜けっぽく焦点が合っていない感じの、

まんまるく見開かれた「びっくり目」へと再塗装してみました。

そして仕上げの塗装もまた『レッドマン』を参考に……

黒に近いグレー系のメインカラーに、銀のスプレーでぞんざいに吹き付けられた

斑模様を再現するかたちで仕上げです。

以上、簡単ではありますが……

ウルトラ怪獣シリーズ」版のチャンドラー改め、『レッドマン』登場時イメージでの

アトラクスーツ風ペギラへの小改造の巻でした~。