“――誰も怪物がどこにいるのか知らない。
いつ出現するかも知らない。
それは風景のうちにも物語の中にも存在してはいない。
だからといって不可視の領域に身を隠し、
可視的なイメージに置換される瞬間を待っているのでもない”
”(中略)遭遇は風景なしに起こる。
遭遇とはどこまでも表層の体験なのだ。
怪物は、いっせいにせりあがってくる
深さの運動としての存在を垂直に貫く。
遭遇は舞台装置を欠いているのだ”
(蓮實重彦「表層批評宣言」より)
……な~んて言う尤もらしい前置きも、全てはこのひとことのため。
偉大なるカチューシャ様、
お誕生日おめでとうございます!!