遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

宇宙から来た忍者でござる

その圧倒的なイマジネーションの豊かさと優れた脚本・演出によって

我が国における「空想特撮映像の異星人像」、とりわけ円谷プロ製作による

ウルトラシリーズ」での宇宙人像のひとつの規範ともなりえてしまった

偉大なるパイオニアにして人気キャラ、宇宙忍者バルタン星人

そのバルタン星人が今また、可動フィギュアとして新たにリリースされましたので

僕もまたウキウキで購入し、ワクワクで開封であります(笑)。

バンダイウルトラマン関連商品の中でも「児童向け」カテゴリーに分類される

「ウルトラアクションフィギュア」版でリリースされた本商品。

極力成型色を活かす形で塗装の工程を減らしたり、腰回りの「スカート」を

軟質素材ではなく、太腿への一体化モールドとして処理することで、

足回りの可動範囲を確保しつつ商品組み立ての工程を簡略化したり……

およそメーカーとしての製造コストとの兼ね合いを最大限に考慮し、

工夫を凝らしたうえで実現された、約2500円(税込)の低価格が

何と言っても嬉しいアイテムです。

が!

それは決して「安かろう悪かろう」を意味するわけではございませんで。

あくまで低価格帯をキープした上で、造形面のクオリティも高く……

対象年齢の子どもでも安心して手に取れる丈夫さを確保したうえで、

様々なポージングが過不足なく、気持ちよく決まります。

 

と言いますか、デザイン・造形的にもともとアクションには不向きなバルタンゆえ

それがこれだけ動いてくれるならむしろ上等じゃないでしょうかね(笑)。

うむ、「玩具」としては勿論、塗ったり弄ったりの「改造素体」としても

なかなかに優秀な逸材と見ましたぞ! ニンニン(笑)。