「変身サイボーグ」や「ミクロマン」、それに「ジェニー」や「リカちゃん」など
自社オリジナルの玩具のためにイメージ・ソングを新たに作曲し、玩具の世界観や
楽しさをアピールするという販売戦略は、古くからタカラ(現・タカラトミー)が
得意としてきたところですが、こと同社の女児玩具ロングセラーであるところの
『リカちゃん』に関しましては、どういうわけか珍曲・迷曲・怪曲が目白押しで
一部好事家のハートを絶妙に擽ってくれます(笑)。
そんな『リカちゃん』珍曲群の中より、今夜はこちらをチョイスしてのご紹介。
1976年に「香山リカ」名義でリリースされた一曲です。
筆舌に尽くしがたい歌詞の奇怪さと、「少女歌手」であるがゆえの香山リカ氏の
「おぼつかない」舌っ足らずな歌唱とが相まって、何と言うかすさまじいばかりの
異次元の「味」を醸し出すナンバーとして昇華してしまった本曲。
そりゃもう、大事に愛聴せずにはいられませんよねぇ(笑)!