遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

ザラガスの角も問題だ

玩具的な愛らしいデフォルメとフィギュアとしてのリアルさが上手く調和した造形、

手に取りやすく集めやすい絶妙のサイズ&価格設定、怪獣ソフビファンの心を擽る

ラインナップ選定のバラエティ……などの諸要素が相まって、リリース開始と同時に

多くの支持を集めているバンダイの現行「ウルトラ怪獣シリーズ」。

それらの中から、今回は……

この”変身怪獣・ザラガス”君を、遊びの遡上にあげてみようかと思います。

 

 

で、仕上がりましたのがコチラ!

ディテール・プロポーションが相まったトータルな造形のまとまり具合におきましても

全く申し分のない本ソフビではありますが、それだけではつまりませんので……

今回は小改造を加えてのバリエーション展開、敢えて名前を付けるとしましたならば

ザラガス・お粗末な角バージョン”の再現(笑)を目指してみました。

ちなみに「お粗末な角バージョン」と言うのは、本編撮影後の ザラガス・スーツが

イベント展示用や怪獣ショー用として 余生を送ることになった、1960年代終盤から

1970年代初頭あたりにかけての痛ましい姿で……

その際、本編でウルトラマンに叩き折られた角の補修箇所が

あまりにもアバウト&チープな現場処理で、 却って印象的だったんですよね(笑)。

ですので、まず何はなくとも……

商品状態の角を一度切除し、しかる後にお粗末な角を付け直すところから(笑)。

もうね、この「お粗末」ってのは得意中の得意なんですよ、僕――

なんせもう、普段通りの作業してりゃいいだけなんですから(爆笑)!!

と、そんなこんなで塗装して……

こんな感じにまとまりました、お粗末な角ザラガスの巻でした~。