“五つのマントをひるがえし、
颯爽たる五人の仮面の勢揃いは
絶対の魅力です!!”
(『秘密戦隊ゴレンジャー』新番組企画書、「企画意図」冒頭文より抜粋)
独りづつでもかっこいいヒーローが、五人勢揃いして華麗に立ち回るからこそ
単純計算で五倍、実際にはそれ以上の勢いで超かっこいい……
この明快なコンセプトを基調にしつつ、半世紀近くもほぼ途切れることなく
新作・後続の作品が製作・放映され続け、今や名実ともに我が国における
等身大グループヒーロー路線の代名詞ともなった「戦隊」。
その偉大なる元祖、1975年から2年のロングラン放映を成し遂げた金字塔たる
『秘密戦隊ゴレンジャー』における最重要楽曲と言えば、こおろぎ'73による
「バンバラバンバン……」のコーラスも快調な、番組初期のエンディングである
本ナンバーにとどめを刺すのではないでしょうか。
その軽快な曲調が、スピーディーかつ遊び心たっぷりな毎回のクライマックスでの
アクションシーンにハマりすぎるほどハマり、音楽面での『戦隊』イメージ確立の
鉱石の大きさは、ある意味OP曲以上のものがあるように思えます――
もうね、なんたってイントロのピアノ、あの強烈なアタックからの畳みかけで
テンション爆上がりなわけですよ、こちとら(爆笑)!!