遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

あらわれいでた鉄の人

リサイクル店というやつには、何とも言えぬ独特の魔力があるようで……

たとえどんな場所に、どんな用事で出かけていても、看板を見るだけで

フラフラ~ッと引き寄せられて店内に吸い込まれてしまいます(笑)。

そんな出先での「寄り道」における収穫物の一つがこちら……

先日ご紹介のソルドーザーソフビと同時購入した、ソフトガレージさんよりリリースの

「合金伝説」シリーズより“カロリア鉄人”であります。

そもそもこの”カロリア鉄人”とは何なのか、ごく簡単にかいつまんでご説明しますと……

TVアニメシリーズの第一作70~71話にて登場したギャング団のボス・ワルガンが

鉄人28号のレントゲン写真による内部構造写真を架空の独裁国・カロリアに持ち込み

そのカロリア軍部が量産に成功した機体、と言うせっていの所謂「にせ鉄人」。

1965年当時のモノクロTV画面において、真贋の区別を視聴者に分かりやすくするために

本物の黒っぽいカラーリングに対して白のカラーリングが与えられ、その理由として

「ワルガンのレントゲン写真だけでは鉄人の表面に塗布されている特書な塗料までは

再現不可能だったため白いボディカラーになった」と言うリクツ付けが面白いところ。

そんなマイナー、と言うか通好みな機体までがこうして商品化されてしまうと言うのは

マニア向けのニッチな市場を志向しているがゆえ、商品のバリエーション展開による

金型の有効活用を是とするフィギュア商品においてはむしろ必然。

またそこに、カロリア鉄人の設定が無理なくハマってもってこいなんですよね(笑)。

全身20ヶ所の可動が売り……とは言え、昨今流行りの変態的な(笑)

ポージング性能を期待して乱暴に動かすと関節部を破損させてしまう恐れも強いために

そこは要注意ですが、鉄人のキャラクター上ではそこまでのド派手なポーズは

そもそも求められていないので無問題。

むしろ本品の場合は、手にずしっとくるヘビーさ、無骨そのもののハードさ、

指先から伝わる冷たい触感のクールさ……と言った合金玩具ならではの良さと、

鉄人28号と言うキャラクターとの相性の良さを、そのシンプルきわまる造形とともに

噛みしめるべき製品だと思うのですよね。

てなわけでしみじみ僕的には満足させてもらえ、良さをじっくり実感させてもらえた

ソフトガレージ版のカロリア鉄人。