遊びをせんとや生まれけり

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翔べイカロスの翼

毎年半ばより放映開始される、ウルトラマンシリーズ最新作の

放映スケジュールと完全に歩調を合わせて連動し、テレビで見た

あの怪獣、この怪獣が、玩具売り場に行けば待っていてくれる

ある意味、とても恵まれた環境下でのリリースがウリとなっている

現行のバンダイウルトラ怪獣シリーズ」。

そんな中から、今回リペイントの遡上にあげますはこちら……

2018年放映『ウルトラマンR/B』の第6話に登場し、その物語の叙情性とも相まって

風ノ魔王獣・マガバッサーのスーツ改造&再塗装ながらも強い印象を残してくれた

猛禽怪獣・グエバッサー”君であります。

 

で、塗りあがりましたのがコチラ!

全身の羽毛がほぼ「白」を基調としていることもあり、このカラーリングに対して

ゴッテリ色を重ねすぎるとしつこくなってしまいますし、かと言って商品デフォルトの

成型色まんまでは玩具的軽さが否めないと言うのが悩ましいトコロ。

ですので、そんな「白い怪獣」ならではの色彩バランスを壊し過ぎないように、と

それだけを絶えず頭の中で念じながらの作業開始。

まずは本編映像やスチールに則って、体の各部をしっかりと塗り分け……

しかる後に、油絵具にてソフビ全体に軽めのウォッシング。

先にもお話しました通り、この白いカラーリングに対してのウォッシュ作業において

いつも通りの黒系や茶系をそのまま用いたのではメリハリがきつすぎて台無しですから

今回は少量のセピア系に、大量の黄色系と白とを混ぜ込むことによるグレイ系色彩で

全体のスミ入れもウォッシュも淡く控えめに、と心がけてみました。

以上、簡単ではありますが。

今回は現行ソフビ版・グエバッサーのリペイントの巻でした~。