(第二十二回)
~ついに来た、退院のとき~
(不定期連載記事「あァ、ときめきの病院飯」の第二十二回めになります。
その前段として、よろしければこちらの記事↓もご参照下さい)
koumemylove4794.hatenablog.com

去る2025年10月27日に、自宅の自室で倒れて意識を失い……
そのまま救急搬送&緊急入院の運びとなり、あれよあれよと言う間に
生活環境が一変、病院内での入院生活を余儀なくされて早や2か月、
数えでいけば3か月。
その館にも病室の窓から見える景色の色は日一日ごと移り変わっていて
冬らしく降り積もった雪のためにすっかり外科医は白一色に染まっていて
同時に年の暮れ、新しい年の訪れも刻一刻と迫っていて。
そんな中で僕が出来ることはと言えば、病室のベッドで本を読んだり、
要んないテレビの使用量を気にしながらBS放送の『破れ奉行』を見ては
錦ちゃんの殺陣に惚れ惚れとしたり(笑)、勿論毎日の日課であるリハビリも
担当の先生の指導のもとにこなし……そして一日三度、欠かさず出てくる病院食を
しっかり完食しながら、脳内でああでもない、こうでもないと御託をたれること。
そんな単調な日々へに苛立ちともどかしさが、そろそろピークに達しつつあった
そんなある日の昼食メニューがコチラです――
●12月17日(水曜日)
(昼)
〇ごはん
〇赤魚の煮つけ・あんかけ風
〇インゲンの煮物(赤魚の付け合わせ)
〇蒸し鶏と大根と人参のサラダ
〇キウイのショートケーキ

(画像はGrokによるAI生成)
煮汁についたとろみが、米粒によく絡んで食欲をいや増す赤魚の煮つけ――
この「主食たる米との相性の良さ」が大切であるということも、入院中の食事を通じて
自分なりにしみじみ再認識させられたことのひとつ。

(画像はGrokによるAI生成)
そして、この日の特筆事項と言えば何といってもコレ……
クリスマス間近の年末と言う事情を考慮に入れて、デザートにケーキが出たんです。
こりゃあ景気いい! と言うオヤジギャグはさておきまして(苦笑)、尿飲食らしく
カロリーその他は厳密に計算されたうえでのものだと言うのはむしろ安心感もあり、
そんな中で久々に味わうスポンジケーキの柔らかさと生クリームの甘さ、キウイの酸味が
口中で渾然一体になりつつとろけていく食感はもう感涙必至(泣きませんでしたが・笑)。
そんな「作り手の側の気遣いと真心」をダイレクトに感じられるからこそ、味付けだったり
量への不満などで無下に病院食を突き放すことなどできませんし、むしろ感謝しきりなのですが……
終わりの見えない入院生活の中で唐突にコレだけが出てきたならば、「ハァ、いったい俺は
いつになったら娑婆に出られるんだろう……」と、切ない溜息とともにせっかくの甘みも
ややほろ苦くなってしまったであろうことも確かだと思います、

(画像はGrokによるAI生成)
ですが、そこのところは有難いもので、
日々の治療による回復も順調であり、安定した歩行訓練のリハビリに関しましても
「まぁ、このくらいなら日常生活に支障はないだろう」ということで、担当の先生から
なんとかお墨付きを得まして……おかげさまで2025年のクリスマスと26年の年明けを
再び自宅で迎えることが叶いました!
と言うわけで、そんな退院日の朝……
足掛け三か月に渡って入院生活と共にあり続け、様々な喜びや娯楽性をも伴いつつ
僕の肉体と精神を支え続けてくれた病院食との長いお付き合いも、ひとまずは
これがラストとなりました。
●12月19日(金曜日)
(朝)
〇ごはん
〇長葱の味噌汁
〇のり佃煮(スティックタイプ)
〇ミートボール
〇小松菜と人参のゴマ油和え
〇ジョア(カルシウム&ビタミンD、プレーン)

(画像はGrokによるAI生成)
日常への復帰、そんな新たなる門出……というにはあまりにも淡々として素っ気なく、
でも、そんな病院食らしい「いつも通り」のスタイルに、これまでの入院における
いろいろなことが思い出されて、やはり感慨深くもあり。
それと前後する形で、退院後の食事に対しても、お医者さん、リハビリ担当の先生方、
そして病院専属の栄養士さんから、三者三葉に注意とアドバイスを受けまして。
甘いもににせよ、しょっぱいものにせよ、ただ単に断てばいいってわけではなくて
それを食する量とタイミングもまた大事なものなんですね。
自身の生命にもかかわることですんで、今後もしっかり肝に銘じたいと思います。
A病院(仮)さん、B病院(仮)さん、本当にお世話になりました。
そんな想いを胸に病院を出たところで、この連載もいよいよ大詰め。
ではでは次回、最終回での講釈にて!



