ひとつのアニメ作品のコミカライズ作品としては、異例とも言える長期連載……
月刊コミックアライブ誌において多くのファンからの支持を得つつの連載中、
弐尉マルコ氏の筆による『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』も
気が付けば早や、18巻。
や、アニメ原作のコミカライズ作品としては本当に異例のことですんでね。
こちら、最新18巻の発売日は7月23日だったんですが、どうしても北海道の場合は
地理的な事情で、書籍が店頭に並ぶのが本州より2~3日遅れてしまうのが辛いトコ。
それでもこうして無事に入手し、ほっと一安心です。
そして内容面では、もはや一ミリたりとも心配はしていません――
えぇ、そこはもう、これまでの巻数を経て楽しませてもらい、その過程で培われた
絶大な信頼ってものがあったりしますから(笑)。
多くのコミカライズ担当のクリエイターの方たちが「少女と戦車」の基本設定における
「戦車」の部分に着目し、ミリタリー趣味的観点での設定・キャラの掘り下げを図る中
原作たるアニメ作品のもう一方の魅力、多種多様な個性的美少女キャラたちの織り成す
「シチュエーション・コメディ」としての在り方に寄り添い、持ち前のギャグセンスで
楽しく、可愛らしく、それらのハートフル要素を(時に毒も盛りつつ)膨らませる事で
ある意味、どのコミカライズ作品よりも『ガルパン』と言う作品の魅力の本質へと
しっかり肉迫しているのではないか、と思える弐尉マルコ氏のコミカライズ。
今巻もまた、その「ガルパンらしい」楽しさの健在ぶりはもはや安定の域で……
その根幹を形成し、今日まで多くのガルパンファンからの公表を勝ち得るまでに至った
弐尉氏の「原作読解力」と「咀嚼力」の高さに、改めて舌を巻かされる思いです。
と言う感じで、今回も大いに楽しませてもらえた18巻。
大好きなカモさん(風紀委員)チームにスポットが当たり、出番多めなのに加えて
リコッタちゃんと赤星小梅ちゃんにもしっかり出番があるのが嬉しくてね、うへへ(笑)。
どうかこのまま行っちゃってください、20巻の大台まで!!