遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

42年目のドッグ・ファイター

その誕生から早や半世紀以上、子どもから大人まで幅広い層に愛され続ける

本邦ダイキャスト製ミニチュアカーTOYの一大ブランド、トミカ

そんなトミカならではの精密さや質感などのよさはそのままに、ハイターゲット向けに

より購買層を絞り込んでの商品開発アピールを狙うのが”トミカプレミアム”であり

その中でも特に、様々な外部とのコラボレーションや映像作品の登場メカニックなど

たさまざまなシーンに登場し、その魅力あふれる活躍が鮮烈に思い出されるクルマを、

造形や細部に渡る塗装で最大限に再現した……と言うのを売り物にしているのが

トミカプレミアムunlimited」の商品群です。

その「プレミアムunlimited」レーベルから、1982年放映の人気SFアニメ

超時空要塞マクロス』登場の可変戦闘機、VF-1シリーズがリリースされると聞き及び

僕もとりあえずVF-1Jの一条機(白)とマックス機(青)の二機を購入。

一部組み立てが必要な商品仕様にも増して、箱の大きさに比しての実際の商品サイ

「小っさ!!」と思わず声が出てしまったのも偽らざる感想なのですが(苦笑)、

ひとまずそれはさておきまして。

ランディングギア収納や可変翼展開などの可動ギミックを潔くオミットした

完全ディスプレイ特化型のTOYですが、ファイター形態での流麗なフォルム再現度の

高さに加え、ダイキャスト使用ならではの冷たい食感と心地よい重量感がもたらす

満足度の高さは流石のトミカブランド。

我々の住む現実世界に半歩踏みとどまった機体デザインのリアリティと、

そんな機体が瞬時に、こともなげにスマートなSFロボットへと変形する衝撃。

マクロス』シリーズも数ありますが、こと変形戦闘機に関しては

VF-1に始まりVF-1に終わる……と言うのは、いささか初代シリーズファンの