特撮映像の最前線で活躍するプロフェッショナルたちのネームバリューや
個々人の趣味性などを、むしろ商品の「売り」として前面に押し出すことで
痒い所に手が届き過ぎる、従来のマスプロ商品の発送では有り得ないほどの
マニアックなキャラのアイテム化を実現させて、多くのファンの度肝を抜いた
「樋口真嗣セレクション」と銘打たれた、そのシリーズ第三弾ラインナップより……
『ミラーマン』第25話登場の”妖怪怪獣・ダストパン”君が、今回の獲物です(笑)。
で、塗りあがりましたのがコチラ!
『ミラーマン』本編での出番のみならず、その後に撮影された日本・タイの合作映画
『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』にて、タイを襲った怪獣軍団の一体として再登場し
それゆえに『ミラーマン』を未見のファンの間でも不思議と知名度があったりする
このダストパン君。
そんなダストパンが、天下のバンダイ・ガシャポンで立体化されてしまう! と言う
その唐突さだけでも驚きでしたのに……
その立体物はこの通り、廉価でありながらも非の打ち所のない造形的完成度ですので
有難さともども、リペイントの意欲がむくむく首をもたげてきます(笑)。
そんなわけで、例によって(笑)ウキウキでの作業開始。
顔や胸など「最低限ここを押さえておけばダストパンに見える」箇所を覗いては
ほぼ成型色まんまの仕様ですので、そこは成型色を下地として活かしながら
ちまちま色を塗り足していく、と言ういつも通りの手順で。
土ぼこりにまみれての格闘が印象的な怪獣ですので、仕上げは艶消し。
そんな中だからこそ、目玉の部分だけは光沢のあるメタリックカラーで塗り込むと
全体の良いアクセントになり、メリハリもついてくるかと思います。
以上!
簡単ながら、バンダイ「ガシャポンHGX 円谷プロ参~樋口真嗣セレクション」版
妖怪怪獣ダストパン、リペイントの巻でありました。
「何が出て来るかがわからない」びっくり箱感覚が大きな魅力のシリーズだけに
これからも予期せぬラインナップで、僕らの度肝を抜いて欲しいです!