遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

「正統派」たるその意義は

を食べても本当に美味しく、満足感たっぷりな栗山町の老舗……

60周年の節目を越えて、今も現在進行形で絶賛営業中の「はらへー太」さん。

美味さとボリューム、メニューの豊富さ、そのいずれも水準以上のこのお店において

今回は、こちらの”しょうゆラーメン”を頂いてきました。

ゴマ油がぷ~んと心地よく薫るすっきり嫌味のない味わいは、ともすればあまりにも

「昔ながら」過ぎて、ダブルダシスープや濃厚な旨味、凝った具材などの渾然一体が

主流をなす昨今のラーメン事情からすれば、やや「旧態依然」すぎるようにも思えて

物足りなく感じるやもしれませんが……

いえいえどうして、同店のザンギや餃子、チャーハンなどと言ったサイドメニューと

一緒に味わう上での「スターターセット」的な意味合いですと、淡白に過ぎるような

この味付けが、俄然違った意味合いと価値を伴って輝いてくるのがまた不思議。

ラーメン専門店のように、それ一本「だけ」にお店のリソースを割くことのできない

「町の食堂」ならではのアプローチと、そうして積み重ねられてきた歴史。

そういうのがあるから、専門店以外で頼むラーメンも実に捨てがたいんです(笑)。