遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

来るなら来てみろ『アーク』の使者

従来の怪獣ソフビにアクションフィギュア的な発想をも加え……

コスト高騰を怖れることなく、よりこまやかな形でのパーツ分割やPVCなどの異素材を

積極的に盛りこむことによって、一段上を行く遊び応えの怪獣玩具を目指そうと言う

バンダイ怪獣ソフビの新機軸、「ウルトラ怪獣アドバンス」。

昨年、『ウルトラマンブレーザー』の放映開始に歩調を合わせる形でリリースがなされ

多くのウルトラファン、怪獣玩具ファンを喜ばせてくれた「アドバンス」枠。

嬉しい事に今年の新番組、『ウルトラマンアーク』にもしっかりと受け継がれる形で

このたび、こちらの新アイテムがリリースされました!

まずはこちら、『アーク』の物語世界における大前提”怪獣のいる日常”を呼び起こした

はじまりの一体、宇宙獣・モノゲロス

世界各地に現出することとなった地球怪獣たちのイメージとは明らかに趣が異なった

どこか無機的で意思の存在さえもどこか疑わしいルックスを、その前傾体形とともに

忠実に再現してくれているモノゲロス。

いかんせんこのモノゲロス状態ですとソフビが立ちにくいと言う弱点こそあるものの

やはり『アーク』世界の開幕を告げた記念すべき一体として、やはりどうあっても

本品は手元に置いておかねばむしろ嘘でしょう(笑)。

そして、本ソフビを「アドバンス」枠たらしめている大きなプレイバリュー。

勿論それは、商品付属のオプションヘッドを好みに応じて挿げ替えることによって

異なる二種類の怪獣を再現して、ひとつのソフビで二度楽しめることです!

と言うわけで、本商品もうひとつの姿……

宇宙獣モノゲロスと因縁浅からぬ関係を匂わせ、新ヒーロー・ウルトラマンアークの

初陣相手でもあった宇宙獣・ディゲロス!!

前斜体形から完全なる二足歩行体形をとることで、ギミック的には簡単ながらも

大きくシルエットが変化するデザインや構造が何とも心憎いディゲロス。

また同時に、実際のウルトラシリーズの撮影舞台裏では珍しくなく、むしろ恒例だった

「身体各部のパーツすげ替えによる怪獣スーツの再利用」を、玩具サイドが自覚的に

明確なプレイバリューとして怪獣ソフビに盛り込んでみせだ、と言う点におきましても

本商品は特筆すべきものではないかと思います。

そう、コレがいけるのでしたら!

現行の新怪獣たち以外にも、過去のウルトラシリーズでも数多く見られてきた

怪獣スーツ再利用による形状変化や、頭部パーツ交換のバリエーション展開などなど

様々な可能性が脳内に思い浮かび、夢が広がりますよねぇ(笑)。

そんな作品展開、玩具展開の様々な可能性を幅広く垣間見せてくれるのもひとえに

本商品の出来がよいからで、そこはもう感謝しかないですね。

と、『アーク』版の「アドバンス」枠として申し分のない仕上がりを見せてくれたので

ついついハイテンションで褒めちぎってしまいました本品。

例えば玩具オリジナルで再現できちゃう「こんな形状」もまた、これからの番組への

大いなる布石だったり……するんでしょうかねぇ!?

早くもドキドキ、ワクワクですよ。