遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

荒くれ野郎は吸盤だらけ

毎年半ばより放映開始される、ウルトラマンシリーズ最新作の放映スケジュールと

完全に歩調を合わせて連動し、テレビで見たあの怪獣、この怪獣が、

玩具売り場に行けば待っていてくれる、という

ある意味、とても恵まれた環境下でのリリースがウリとなっている

現行のバンダイウルトラ怪獣シリーズ」。

そんな豊富なラインナップ中より、今回リペイント遊びの遡上にあげますは……

1971年放映『帰ってきたウルトラマン』にて鮮烈なデビューを飾り、2019年放映の

ウルトラマンタイガ』にて復活再登場を果たした……ことにも増して、悪玉から

善玉への意外過ぎる(!?)転身っぷりが多くのファンを驚かせることとなった

オイル怪獣・タッコング”君であります。

 

 

で、塗りあがりましたのがコチラ!

やはり製造コストと価格帯設定の兼ね合いのため、製品化の過程に於いて削れる部分は

ぎりぎりまで削らなくてはいけないのが児童向けマスコミ玩具の常であり……

そんなわけで、商品そのまんまの状態では、タッコングアイデンティティーである

全身の吸盤への塗装が行き届いていない、と言うのも悲しいですが事実。

ですのでタッコング・ソフビのリペイントに際しては、体皮の質感がどうとかよりも

とにかくもう全身の吸盤をちまちま、ちまちま……とひたすら塗りまくっていくと言う

地道な作業なしにはお話が始まらないんですよね(笑い)。

ひたすらに根気が勝負の作業ですが、やるとやらないとでは大違い。

しかる後に、ソフビ自体の成型色を「地の色」として活かしつつの塗り足しで

「こんな感じ」に仕上げてみました。

以上、今回は現行ソフビ版タッコングのリペイントの巻でした。

ウルトラ怪獣屈指の個性的シルエットと、『帰マン』劇中での渋い活躍が印象的な

「彼:を、手頃なサイズとリアルな造形で手元に置けるのは望外の喜びです。