敢えてヴォーカルやメインメロを抜きにすることによって、その編曲における妙味や
意外なところでの意外な楽器の仕事ぶりなどをきめ細かく味わうことができるのが
カラオケ版を観賞用として聞き込む上での大きな醍醐味。
そんな前置きの下、今夜ご紹介するのはこちら……
1980年放映『宇宙戦士バルディオス』の劇中において、当該主役ロボの
活躍シーンの数々を彩った挿入歌のカラオケ版。
あの終始重苦しいムードがたちこめ、破局へと向かって突き進み続けていく
アニメ本編の内容からすれば、むしろ異色とも思える雄渾&明朗なメロディと
効用感たっぷりのアレンジに、身を委ねてみるのもまた一興かと……。