僅かな時間内に凝縮された先鋭的センスの織り成す、幻想と耽美の世界……
その映像美によって好評を博し、新作が放映されるたびに視聴者を驚かせてくれた
1982~1984年にかけての「サントリーローヤル」関連CM。
先日ご紹介の“ランボー編”テーマ曲たる「Queen of Swords(剣と女王)」に続き
今夜のご紹介となるのはこちら、1984年にオンエアされていた「ガウディ編」での
使用を前提として作曲・録音されたインストゥルメンタル・ナンバーです。
今夜もまた前回同様、作曲者マーク・ゴールデンバーグ氏のオリジナル・アルバム
「鞄を持った男」に収録されたニュー・アレンジ版となります。
“スペイン・バルセロナ……
ここは建築家アントニオ・ガウディに逢える街。
彼が創った家は、遠い過去から来たのか。
それとも、遠い未来から来たのか。
どちらにも見えてしまう。
石造りなのに、やわらかい。
……これは、いのちが創った家なのだ。
時代に色褪せることのないいのち。
それが人を包み込んでしまう。
人を酔わせるのは、いのち。”
(『サントリーローヤル』CM・ガウディ編ナレーション)