遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

タコソース味は太陽のように

北海道に居ながらにして、本格的な沖縄料理の数々をリーズナブルな価格で

気軽に頂けるのが嬉しくて、つい足しげく通ってしまっているお店。

そんな嬉しいお店、札幌は藻岩山のふもとにある「もいわ 太陽食堂」さん。

またまたお邪魔して、この度はこちらのタコそばを頂いてきちゃいました。

 

タコと言っても、八本脚の海の生物(これもまた旨いんですが・笑)ではなくて

ここでの”タコ”とは、メキシコ料理のタコスのこと。

今や沖縄名物のひとつであるタコライス、そのタコス具材を沖縄そばの具材として

用い、油そばの方法論を応用してひとつにまとめあげたのが”タコそば”。

 

と書くと、ひどく安直でジャンクなメニューに思えてしまうかもしれませんが、

これがまた、なかなかどうして……。

タコスならではの旨味とコクある具材を、タコソースを全体にまとった沖縄そば

素朴な麺が受け止め、一体となった際の爆発力たるや!

中華麺でも、うどんでも日本蕎麦でもパスタでもない「沖縄そばだからこそ」

達することの出来た、したたかな旨さの境地があこにはあります。

そりゃもう間違いなく。

そして、そのルーツとしてメキシコ料理のタコスが根底にあるからこそ……

ある程度食べ進んだところで、半ば当然のごとく「こう」しちゃいますよね~(笑)。

 

おかげさまで、今回もまたまたお腹いっぱい、幸せいっぱい。

ご馳走様でした!

 

 

とろける一杯です!

とりたてて気張って店を探し回るだけでもなく、ただ普段何気なく通ってる

ご近所・近隣の店を取り上げるだけで、自然と「名店紹介」になってしまう……

こと「食」に関する限りは、つくづく嬉しい環境だなあと思いますです。

と、言う前置きとともに!

この日は出先が苫小牧でしたので、昼食は同市における気鋭のラーメン店

雷文」さんに、またまたお邪魔してきちゃいまして。

このたび頂いてきたのは、ある意味「雷文」さんの象徴とも言えるこの一杯。

その名も人呼んで“鶏パイタン泡塩ラーメン”であります。

「泡ラーメン」とは何ぞや? と問われたならば

「こういうものです」としかお答えしようのない、他店ではまず類例のないであろう

「雷文」さんならではの独創的スタイル。

 

何たって麺が見えないほど、スープの表面を埋め尽くした肌理の細かな泡ですよ、

そうまさに文字通りの「泡」!

カツオだしや柚子をベースににしていると言うこの泡をスープに混ぜて溶かしこまず

麺に絡めるながら啜りこめば、鶏の旨味を絞り出した白湯スープの豊かな旨味が

よりクリーミィな滑らかさとまろやかさを伴って素晴らしい口福の世界を形成し

しみじみと旨味の海に心を遊ばせてくれます。

 

一言、やっぱり旨かった!!

 

 

 

我が家のにんにく便り

家の庭の菜園で栽培していたにんにく。

おかげさまで、今年もわりかし「成績好調」であります―‐

これをすりおろして常備菜の薬味に用いたり、「黒ニンニク」に仕立てたり。

今年もまた、あれこれ楽しませてもらうつもりでおります。

 

 

 

その味噌味を乗りこなせ

とりたてて気張って店を探し回るだけでもなく、ただ普段何気なく通ってる

生活圏内の店を取り上げるだけで、自然と「名店紹介」になってしまう……

こと「食」に関する限りは、つくづく嬉しい環境だなあと思いますです。

と、言うわけで。

狭く小さな店舗ながらも、味に対する凛として妥協のない姿勢と研ぎ澄まされた味、

店内の隅々にまで行き渡ったご店主さんの温かく朗らかな気配りなどが相まって

何度も足を運び、通い詰めてしまう長沼町の名店「麺好 長沼屋」さん。

このたびは、こちらの大定番メニューこと”味噌ラーメン”を注文して

豊かな味わいとしっかり向き合ってきました。

味噌ラーメンと言えば、なまじ味噌と言う調味料が便利で旨すぎちゃうもんですから

ともすればそのコクやまろやかさに、ダシその他の味わいが塗りつぶされてしまって

結果的に「旨いんだけど平坦」になっちゃうことも間々あるのですが、ここの味噌は

そんな心配、一切ナッシング。

まろやかなんですけどスッキリくどくなく、ダシや麺の旨さが豊かに膨らむ……

文章にすれば簡単なんですけど、いざ実際にやるとなると、これがまたなっかなか。

 

「一食即解」、食べればお分かりいただけます!!

 

 

 

蝦夷富士のふもとに旨し蕎麦あり!

名水の沸き出るところ、旨い食べ物屋あり――

中でも北海道の寒冷な気候で育った蕎麦は、蕎麦粉と同じくらい水のよさが

ものを言う食べ物だけに、羊蹄山を望む絶好のロケーションともども

この土地の風情を愉しむ上ではまさに打ってつけ。

そんなニセコ町の名店「ようてい庵」さん。

蕎麦の旨さが評判に次ぐ評判を呼び、平日・休日を問わずの繁盛ぶりで

開店から昼の1時前後あたりで早くも蕎麦の麺がなくなってしまうことも

決して少なくない、というほどの人気店です。

羊蹄山の清冽な湧き水の性質を生かして手打ちされた二八そばの

魚(のラーメン)が出てきた日

とりたてて気張って店を探し回るだけでもなく、ただ普段何気なく通ってる

ご近所・近隣の店を取り上げるだけで、自然と「名店紹介」になってしまう……

こと「食」に関する限りは、つくづく嬉しい環境だなあと思いますです。

そんな前置きとともに、今日もまたまた元気をもらいにお邪魔してきたお店の名は

もはや拙ブログ上ではすっかりおなじみ、長沼町の「麺好 長沼屋」さん。

このたびは、こちらの一杯……

おさかな醤油ラーメン」を頂いてきちゃいました。

削り節と魚粉とが醸し出す魚介類食材ならではのフレーバーがぷんぷんと香り立って

醤油スープ本来の芳香と一体になって食欲を煽って来るこの一杯。

ただでさえ旨いこちらのスープへ、更に魚介の旨味が加わっているわけですから

その味わいは間違いなく濃厚なんですが、その上で醤油スープ本来の良さである

すっきり具合とまろやかさをも決して損なっていないのは、濃厚さがクドさにならない

ぎりぎりのところを見極める、このお店ならではの最新の気配りがなせる技。

そんな風ににして麺にしっかりと絡みつきながらも、必要以上に重くならない

「長沼屋」さんならではの非凡な一杯であるからこそ、サイドメニューとして

例えば炒飯なんかを注文しても、決してもたれず心地よい満足感が得られますね。

綺麗に満遍なく米粒に火が入り、パラリと香ばしく仕上がったこの炒飯だからこそ

今回注文の「おさかな醤油」ばかりではなく、様々なラーメンとの相性の良さが

ここぞとばかりに際立つのは言うまでもないわけで。

おかげさまで今日もまた、お腹いっぱい・幸せいっぱい。

ごちそうさまでした!

 

 

湖水がもたらす澄んだ味わい

とりたてて気張って店を探し回るだけでもなく、ただ普段何気なく通ってる

生活圏内の店を取り上げるだけで、自然と「名店紹介」になってしまう……

こと「食」に関する限りは、つくづく嬉しい環境だなあと思いますです。

と、そんなお馴染みの(笑)前置きのもと。

 

先月1日から解禁となった我が千歳市支笏湖でのチップ(ヒメマス)漁……

8月末日までの期間限定で楽しめる支笏湖産チップの料理を味わいに、支笏湖畔の

ポロピナイ食堂」まで、道外の知人をお連れすると言うのを建前にしながら

しっかり自分もチップ料理を頂いちゃうのがこの日のメインミッション(笑)。

で、今回の注文はこちら。

串焼き、フライ、お造りと、三種類のチップ料理をバラエティ豊かに堪能できる

スペシャルセット”です。

粗塩を振った串焼き。

からりと香ばしく揚がって頭から尻尾、骨までも残らず食べられるフライ。

 

たったそれ「だけ」と言って良い代物が、どうしてここまで旨いのか!

…と言えば、何と言っても清冽な支笏湖の湖水で育った素性のよさと

必要以上に手をかけすぎない絶妙な調理の賜物なんですよね。

魚としては紅鮭などと種を同じくしつつも、海へと行かず淡水の中にとどまり続けて

育つことで、より繊細で淡麗、嫌味のない旨さが口いっぱいに広がるのが

何にも代えがたいチップ料理の魅力。

この刺身も、しつこさも臭みもなく、純そのものの鮮やかな旨味は

さながら水彩画のようですね。