遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

八月の熱い牙の巻

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渦巻く暗黒星雲の奥深くに陣を構え……

今日もまた、虎視眈々と地球を狙い続ける恐怖の怪獣軍団。

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幾度も宙マンにしてやられながら、それでも地球征服の野望は捨てない彼ら。

はてさて、今度はいったいどんな怪獣を差し向けてくるのやら?

イフ「今度こそ……今度こそ必ず、地球をワシらのものにしてみせるぞ!

 怪獣軍団の悲願、地球征服……

 今日という日を、その輝かしい記念日にしてくれる者は誰だ!?」

 

 

「んー、ふふふふ……

 愚問でございますよ、魔王様!」

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余裕綽々の表情で、怪獣魔王の前に進み出てきたのは……

幹部候補生・ダークネスファイブのリーダー格、メフィラス星人“魔導の”スライ。

 

イフ「おおっ、スライではないか!」

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スライ「地球征服の第一歩は、何と言っても宙マン打倒。

 そういう大前提で問題ないですな、魔王様?」

イフ「あぁ、勿論だとも……

 奴のために、ワシらがどれだけの煮え湯を呑まされてきたか!」

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スライ「なれば、その使命を為す者……

 いやさ、成せる者はと言えば、ただ一頭。

 私めが宇宙でスカウトしてきた、期待の新人以外には有り得ません!」

イフ「ううむ、大した自信ではないか!?」

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スライ「今度という今度こそ、我々の大勝利!

 地球人どもと宙マンに、吠え面かかせてみせましょう――

 「彼」の力をもってすれば、間違いございませんとも!」

イフ「よかろう、ワシも期待させてもらうぞ!」

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おお、何と言うことであろう!?

我々が永遠のものと信じてやまないこの平和、その裏側において……

怪獣軍団の恐ろしい悪企みが、既に着々と進行中であったとは!

 

が、ひとまずそれはそれとして――。

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日本全国津々浦々、夏本番なのは北海道もまた然り……

千歳市・ほんわか町5丁目、毎度おなじみ「宙マンハウス」である。

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落合さん「はいは~い、お待たせ致しました、お殿様!

  今日のお昼は、さっぱりと冷たい麺にしてみましたわ。

  スモークサーモンとバジルの冷製パスタでございます♪」

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宙マン「おおっ、いいねぇ、今日のも美味しそうだ!」

ピグモン「はうはう~、ピグちゃんのダイコーブツなの~♪」

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落合さん「毎日毎日、蒸し暑い日が続きますし……

 そんな時にはやっぱり、こういうお料理が嬉しいですわよね」

宙マン「ああ、全くだよ。

 暑い季節は、ついつい食欲の方も失せがちな感じだからねぇ」

ビーコン「ヒヒヒ、なんのなんのっス!」

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ビーコン「クイタイ、ヤリタイ、ネムリタイ……

  三大欲求の申し子たるオイラにゃ、食欲減退なんてどこ吹く風っスよ~」

落合さん「(ジト目)……三杯目にはぐっと出す居候がッ。

  ビーコンさんは、むしろ少し御自重なさって下さいませ!」

ビーコン「ヒデェっス! そこまで言うっスか、落合さん!?

 そんなこと言うと、落合さんに向かって性欲を全面開放……」

 げ し っ !

落合さん「ねーい、しなさんなっ!(怒)」

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宙マン「はっはっはっはっ……まぁまぁ、二人とも」

落合さん「あ! 私としたことがはしたない……(赤面)。

 ささ、パスタが伸びないうちに、みんなで頂きましょう♪」

ビーコン「ハンニャラ、ヒ~っ……

 落合さんの容赦ない一撃で、オイラはとっくにノビてるっスよぉぉ~」

落合さん「ねーい、黙っていらっしゃい!」

ピグモン「はうはう~、ピグちゃんもうおなかペコペコなの~。

 いっただっきま~す、なの~☆」

 

宙マンファミリーの賑やかなランチタイム、かと思われたその時!

ズゴゴゴグワーンっ!

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耳をつんざく大音響とともに、猛スピードで飛来し……

一直線に落下、地面に激突して大爆発を起こす赤い球体。

吹き上がる赤い噴煙の中から、猛然と立ち上がったのは!?

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「ガブルルルゥゥ~ッ!!」

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ピグモン「ああっ、やっぱり怪獣だったの!」

ビーコン「よくも毎度毎度、この暑い盛りだってのに……」

落合さん「懲りもせずに、おいでになるものですわねぇ!(呆)」

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今回、千歳に現れた怪獣は……

宇宙で“魔導の”スライにスカウトされた、名うての凶悪怪獣にして

怪獣軍団・期待のニューフェイス

 

「ガブルルゥ~、その名も最凶獣・ヘルベロス様だぁ!」

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ヘルベロス「怪獣軍団での初仕事……

 そこでの印象が、今後のサラリーにも関わってくるからな。

 面倒でも手抜きせず、全力で思い切りやらせてもらうぜ!」

落合さん「う~ん、真っ当な物言いに聞こえますけど……」

ビーコン「どひ~っ、要は破壊活動しまくりってコトっスよ!(汗)」

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スライ「んー、ふふふ!

 いかがですかな魔王様、ヘルベロス君のあのヤル気!」

イフ「うむっ、新人の活躍は毎度気持ちのいいものだな!

 頼むぞ、初仕事だからと言って萎縮することはない――

 大いに暴れろヘルベロス、お前の力を見せてくれ!」

ヘルベロス「ガブルルゥ~、承知の助です、魔王様ッ!」

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怪獣魔王に檄を飛ばされ、ヘルベロス発奮!

逃げ惑う人々をよそに、猛然たる勢いで進撃していく――

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落合さん「あぁもう、この暑い盛りですのに……」

ビーコン「いきなりフルマラソンなんて、冗談じゃないっス~!」

ピグモン「きゃああんっ、何でもいいけど怖いの~!(涙目)」

 

おお――北海道千歳市、早くも大ピンチ!

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宇宙の荒くれ怪獣の暴虐、許すまじ!

千歳の平和を守るべく、航空防衛隊が直ちに出撃した。

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ピグモン「はうはう~、おじさんたちが来てくれたの!」

ビーコン「頼んだっスよ~、航空防衛隊!」

落合さん「頑張って下さいませ、応援しておりますわ!」

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「ようし! 全機・一斉攻撃開始っ!

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激しいアタックをかける戦闘機隊!

持てる火力の全てが、怒濤のごとく異次元怪獣へ叩きこまれる。

……が、全くびくともしないヘルベロス!

 

ヘルベロス「ガブルルゥ~、ヘルベロス様をなめるなよッ!」

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「……ど、どわぁぁぁ~っ!?」

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ヘルベロスの額から放たれる電撃光線!

その直撃を受け、一機、また一機と撃ち落されていく戦闘機。

 

ピグモン「ああっ、やられちゃったの!」

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ビーコン「どひ~っ、何てヤンチャな野郎っスか!(汗)」

宙マン「ううむっ、あの調子で暴れ回られた日には……」

落合さん「……千歳など、ひとたまりもございませんわ!」

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ヘルベロス「ガブルルゥ~、思い知ったか、俺の強さ!」

 

爆発! 炎上!

ヘルベロスの威力の前に、千歳の平和は風前の灯だ!

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ピグモン「はわわわ……宙マン、宙マン、何とかしてなの~」

宙マン「(頷き)おのれ、もう許さんぞ! 宙マン・ファイト・ゴー!!

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閃光の中で、みるみるうちに巨大化する宙マン。

華麗な空中回転とともに、荒れ狂うヘルベロス前に舞い降りる!

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宙マン「トゥアーッ! 宙マン、参上! 

 宇宙からはるばるご苦労なことだが、ここまでだ!」

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ズ、ズーンっ!!

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ビーコン「いえっふ~、出たっス、アニキの十八番!」

落合さん「ああ、この安心感ときましたら、もう!」

ピグモン「はうはう~、宙マン、がんばってなの~!」

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ヘルベロス「ガブルルゥ~、お前が噂の宙マンって野郎か。

 いいだろう、この場でブチのめして俺の名を上げてやる!」

宙マン「ふふん、そんな大きな口を叩いていると……

 かかなくていい赤っ恥を、余計に上塗りすることになるぞ!?」

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ファイティングポーズを取り、敢然と身構える宙マン。

さぁ、今日もまた、世紀のビッグファイト開幕だ!

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ヘルベロス「野郎ッ、抜かしゃがったな!?」

宙マン「さぁ来い、最凶獣ヘルベロス!」

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激突、宙マン対ヘルベロス!

落合さんたちが見守る中、ダイナミックに展開される巨大戦。

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しなやかにシェイプされたボディと、全身の鋭利な刃物と爪……

素早い身のこなしで、猛然と襲い来るヘルベロス。

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だが、ヘルベロスの旺盛な闘争心に怯むような宙マンではない。

相手の隙を冷静に伺い、果敢に反撃のチャンスを掴まんとする。

 

宙マン「それっ、受けてみろ!」

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ズシン! と重厚な音を立て……

最凶獣の脇腹に、みごと決まったストレートキック!

さしものヘルベロスも、これには大きく後退する。

 

ヘルベロス「(苦悶)……ぐ、うう……っ!」

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宙マン「どうだヘルベロス、正義のパワーに怖れをなしたか!」

ヘルベロス「……野郎ッ、ヘルベロス様をなめるなッ!!

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シュボッ! シュボボボッ!

ヘルベロスの吐き出す火炎弾が、宙マンの周囲に炸裂!

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ズ、ズーンっ!

 

ヘルベロス「ガブルルゥ~、まだまだ! どんどん行くぞ!」

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ヘルベロス「この俺の「とっておき」、とくと拝みやがれ――

 そして死ねッ、このヘルエッジサンダーで!」

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シュババババーッ!

 

おお、見よ! 戦慄せよ!

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紫色の軌跡を伴い、勢いよく空中に向けて発射され……

そして容赦なく、宙マンめがけて襲いかかってくる光弾の雨。

これこそヘルベロスの奥の手、「ヘルエッジサンダー」である。

 

落合さん「(驚愕)あっ……あれは!?」

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ビーコン「無理っス、あんなん……躱しきれねっス!(汗)」

ピグモン「はわわ……宙マン逃げて、早く早くなの~!」

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スライ「んー、ふふふ……ご覧下さい魔王様、あの華麗なる乱れ撃ち!

 いかに百戦錬磨の宙マンであろうとも――」

イフ「(頷き)回避は不可能、今度こそワシらの勝利だ!」

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宙マン「いいや……回避が無理なら、撃ち落とすまでさ。

 くらえ――宙マン・閃光波!

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ピッキュイィィーンっ!

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高らかな音とともに、宙マンの手にストロボ状の発光が生じ……

次の瞬間、迫り来る光弾は次々に空中で爆砕されていく。

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ひとつ、ふたつ、みっつ……

宙マンの正確無比な迎撃の腕前にかかれば、ご覧の通り!

 

ヘルベロス「ば、バカな……そんな馬鹿なぁぁっ!?」

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自身の動揺を振り払うかのように、電撃光線を放つヘルベロス。

だが宙マンは、その攻撃を大ジャンプでひらりとかわして――

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ヘルベロス「(目をパチクリ)う、うおおっ!?」

宙マン「行くぞ、ヘルベロス!」

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宙マン「ダァァーッ! 宙マン・回転フルキック!

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高速回転の勢いを加え、両足で蹴り込む正義のキック!

鋭い足先を食らって、ヘルベロスがブッ倒れたところへ――

 

宙マン「とどめだ!

 宙マン・フラッシュボンバー!!

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 シ ュ ッ パ ァ ァ ー ン ッ !!

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右手に集中させた闘気を、裏拳とともに勢いよく解き放ち……

赤いエネルギー弾として、怪獣めがけて叩きこむ荒技。

フラッシュボンバーの一撃が、ヘルベロスを直撃!!

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ヘルベロス「ガブルル、何て辛口な一撃ぃぃ~っ!」

やったぞ宙マン、大勝利!

 

ピグモン「はうはう~、やったのやったの、宙マンの勝ちなの~!」

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ビーコン「いえっふ~! やったっスね、アニキ!」

落合さん「お殿様、ありがとうございました!」

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イフ「うぐぐぐっ、おのれ宙マン、全くもって恐るべき男め……

 まさか、ヘルベロスのあの大技をも破るとは!

 だが見ておれよ……

 この屈辱は、何十倍にもして叩きかえしてやるわ!」

 

……などと言う、怪獣魔王の負け惜しみはさて置いて。

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かくして宙マンの活躍により、最凶獣ヘルベロスは見事に撃退され

北海道には再び、おだやかな平和が蘇ったのであった。

 

ビーコン「いや~、アニキ、お疲れ様っした!」

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落合さん「お見事でしたわ、お殿様」

宙マン「いやぁ、一戦交えたらすっかりお腹がペコペコさ。

 改めて、落合さんの冷製パスタを頂くとしようかな!」

落合さん「お任せ下さい、すぐに支度を!

 不肖・落合、愛情てんこ盛りでお殿様にお届けしますわっ」

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ビーコン「ヒヒヒ、愛情ケッコウ、大いに結構!

 無駄に豊満な落合バディは、愛情でぱっつんぱっつんっスよね!

 そしてオイラは、そんなナイスバディに愛情あ~んど劣情を……」

 げ し っ !

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落合さん「ねーい! このエロ怪獣、言うに事欠いてっ!(怒)」

ビーコン「どひ~っ、オイラ的には褒めたつもりだったっスよぉぉ~」

落合さん「……なおひどいですっ!!」

宙マン「はっはっはっはっ」

 

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平和を愛し、正義に燃えて……

怪獣どもと戦うひとりの千歳市民・宙マン。

次回もまたまた、大活躍だよ~!