遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

グレートマジンガーのバラード

その圧倒的な歌唱力と表現力、そして何よりも「生涯現役」を貫き通したがゆえの

持ち歌の圧倒的な多さで「アニメソング界の帝王」と呼ばれ……

それゆえに、本年12月6日・74歳での訃報が多くのファンを悲しませた

永遠の「アニキ」こと故・水木一郎氏。

ヒーローの雄姿や活躍ぶりとの一体化を促す熱血ソングもさることながら

バラードの巧さと歌唱表現の幅広さにも定評があったアニキ。

 

涙腺を決壊させる「泣き」のバラード、

暖かく包み込んでくれる「優しさ」のバラード……と来て、

魂を熱く焦がし、静かに昂らせてくれる「燃え」のバラードとして

強く推したいのが、『グレートマジンガーTVシリーズ41話での挿入例や

映画『グレートマジンガーゲッターロボ』での抒情溢れるエンディング曲として

忘れがたい印象を与えてくれ、それだけに強く推したいのが本ナンバーであります。

 

74歳で旅立っていったアニキだけれど……

その魂は最後の一瞬まで「若い命」であり続けてくれていたのだと

本曲を聞き返すと改めて確信できる気がする……と言うのは、

一リスナーの勝手な感慨としては少々おセンチに過ぎますでしょうか(赤面)。