映像作品のヒーローのイメージをしっかり捉えたリアルな造形とヒロイックな佇まい、
児童のラフな遊び方にもしっかり耐えうる玩具としてのタフネス……
これらの要素を見事に矛盾なく両立させ、しかも比較的廉価で入手がしやすいことから
本来のターゲット層たる児童のみならずウルトラファンの大人(僕もだ!・笑)からも
熱い注目を集めているバンダイの「ウルトラアクションフィギュア」シリーズ。
ただ、その一方で昨今の物価高・人件費高と製造コストとのギャップ調整と言うのは
なかなか容易ならないことでもあって……とうとう2023年に入ってからの新商品には
ウルトラマンのウルトラマンたる所以、ボディからの芽にも眩しいあのシルバーまでが
大幅に塗装省略されてしまうと言う悲しい事態に(泣)。
先日、ネット上の知己の方から僕宛ての誕生日プレゼントとして頂きました本品、
”ウルトラマンジャック”こと帰ってきたウルトラマンも例外ではありませんでしたので
ここは一念発起、塗装の手を加えてみることにしちゃいます。
で、塗りあがりましたのがコチラ!
まず何はなくとも、グレー成型色が剥き出しになっている未塗装箇所をしらみ潰しに
シルバーで塗っていくこと……
そして、レッドをも用いて完全未塗装状態の背中をもきっちり塗り分けることによって
商品デフォルトでの「貧ぼっちゃま状態」を解消すること。
これだけでも俄然、見違えてくれますが……
今回は敢えて、そこからもう一歩進んでさらに手を加えてみまして。
未塗装箇所の塗り足しだけでは物足りなくなり……
敢えて模様の二重線を塗りつぶし、左腕にモールドされたウルトラブレスレットを
デザインナイフでガリガリっと削り落として、小学館ウルトラ漫画世代には馴染み深
“ウルトラ一般戦士”にしてみました。
そう、内山まもる氏やかたおか徹治氏のウルトラ漫画にて大挙登場する
(そして一山いくらの勢いで強敵になぎ倒される)ウルトラ一般戦士たち。
あれもまた、世代人にとっては忘れがたい、「ウルトラ史」を語る上で欠かせない
大事なワン・ピースなんですよね。
こんな遊び方が出来るのも、これをプレゼントして下さった方のご好意の賜物。
重ねて重ねて、心から……ありがとうございましたッ!!