新たなブームを切り拓くための突破口として「ウルトラマン以外の新機軸」を
必死に模索し、試行錯誤を重ねていた1970年代後半の円谷プロダクションが
当時のヒットメーカー、永井豪氏&ダイナミック・プロとのタッグを組んで
世に問うたニューヒーロー、その名は『アステカイザー』!
戦闘のクライマックスシーンで、「カイザーイン!」の掛け声とともに
実写のヒーローが突如としてセルアニメ世界に移行してしまう演出のインパクトから
イロモノ作品として語られることも多い本作ですが、毎回の縦糸と連続性を重視して
じっくり練り上げられたシリーズ構成の丁寧さ、肉弾相打つアクションのド迫力、
サタン・デモン様(どうしても“様”をつけて呼んでしまいます)を演じた
故・山本昌平氏の鬼気迫る怪演ぶり……などなど、個人的には数多い円谷作品の中でも
五本の指に入るほどに大好きな作品だったり致します。
そんな我が心の英雄・アステカイザーの戦いのゴングを高らかに打ちならす
毎回のオープニング主題歌がこちら!
アステカイザーの戦闘的イメージを全面に表した、激しいメロディと熱い歌詞は
毎回のクライマックスにおける戦闘シーンでも、その戦いを彩る劇伴音楽として
バツグンに機能しまくっていたことは言うまでもないでしょう.。