遊びをせんとや生まれけり

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猛り狂う大魔王獣

現在好評展開中の「ウルトラ怪獣シリーズ」よりも、大きなサイズとボリュームで

強豪怪獣たちを迫力いっぱいに立体化していこうという「ウルトラ怪獣DX」。

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そんな「DX」シリーズの中から、今回リペイントの遡上にあげたのは彼……

ウルトラマンオーブ』第11~12話に登場して、凄まじいばかりの暴れぶりで

圧倒的な強さと悪さをアピールし、オーブのパワーアップ劇を盛り上げてくれた

全ての魔王獣の頂点に立つ存在、“大魔王獣・マガオロチ”です。

 

 

 

 

で、塗りあがりましたのがコチラ!

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塗装工程を出来る限り省力化した状態でも、劇中イメージに近く見えるように

恐らくはデザインの段階から考慮が成されているであろう近年の怪獣たち。

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このマガオロチも、赤いソフビの成形色に的確なポイント塗装が上手に決まり

劇中におけるマガオロチ・スーツのイメージと大きな乖離は見られないのですが

それでも、せっかくの素晴らしい造形なわけですから、実際の映像作品においての

スーツ準拠で塗りあげていけば、更に怪獣男前度は増してくるかと思います。

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そんなわけで今回は(今回も?)、ソフビ・デフォルト状態での成形色と塗装とを

「地の色」として活かしつつ、部分的に塗り足しをしていくお手軽仕様。

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まずは各部のより細密な塗り分けと、ドライブラシによる色のメリハリの強調。

とりわけマガオロチの場合は、まさに「怪獣・ザ・怪獣」と言うべきコワモテと

爬虫類然とした皮膚ディティールを有していますので、筆塗り派の一人としては

ドライブラシの立て甲斐があり、それだけで非常に楽しいです(笑)。

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仕上げは油絵具でのウォッシングと、艶消しクリアースプレーによる光沢の調節。

ただし顔面部と腹部、合計8つの「目」と、頭頂に聳え立つマガ・クリスタルは

光沢クリアーを上塗りすることで、質感の変化でアクセントをつけてみました。

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以上、今回は「DX」版マガオロチのリペイントの巻でした。

歴代シリーズの中でも類例のないほどの「強敵」目白押しの「オーブ」商品だけに

このマガオロチ、正直塗っててすっごいカタルシスがありましたね~(笑)。