北海道岩見沢市の郊外……と言うよりは、はっきり「奥地」に存在する
知る人ぞ知る興味深いスポット――
それが、道内の食生活には欠かせないジンギスカン鍋の数々を
道内各地から収集した“ジン鍋アートミュージアム”。
館内に足を踏み入れれば、一面にずらりと展示・陳列されているのは
道内各地で収集、あるいは寄贈された鍋、鍋、ジンギスカン鍋!
一口にジン鍋と言っても、その形状や材質、デザインなどの多彩な視点で
本道の羊肉食文化がどのような広まりを見せ、発展していったかを
ビジュアルに実感できて楽しく、勉強になります。
貴重なジン鍋の数々を直に見て、触れて、それ以上に嬉しいのは……
鍋の「動態保存」と称して、実際にジンギスカン鍋を用いて
屋外でのジンパ(ジンギスカン・パーティーの略)を堪能できること。
そうそう、僕もこれが楽しみだったのですよ(笑)。
炭火を熾してジンギスカン鍋を空焚きし、鍋肌が熱くなったところで
館長さんの乾杯の音頭とともに、参加者が持ち寄った様々な肉を
それぞれのペースで実食開始。
知らぬ同士でジン鍋をつつきあえば、自然と話も弾んで笑顔がこぼれ……
何より、久々に屋外で味わうジンギスカンの開放的な旨さが堪りません。
で、参加者の方々から持ち寄られたジンギスカン肉の中には
時々ものすごい変わり種もあって……
それらを味わえるのも、このジンパならではの醍醐味。
と言うわけで、こちらは熊のジンギスカン肉(笑)。
赤ワインとニンニクにつけこまれた事で、ジビエの固さと獣臭さが消え
意外にも(失礼!)繊細かつクセのない美味でしたよ。
以上、簡単ながら……
岩見沢「ジン鍋アートギャラリー」訪問のご報告でした。
そしてラストは、ジン鍋においても仕事を選ばないキティさん(爆笑)。
(※註:訪問および写真は2018年時のものです)