遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

『ウルトラマンデッカー』21話、見ました!

”疾風のように現れて、疾風のように去っていく”

そんなヒーローの「かっこよさ」の本質を、まさしく体現してくれたかのような

今朝の『ウルトラマンデッカー』第21話。

そう、なんつってもダイナですよ、ウルトラマンダイナのゲスト参戦!!

S.H.フィギュアーツ(真骨彫製法) ウルトラマンダイナ フラッシュタイプ 約150mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア

S.H.フィギュアーツ(真骨彫製法) ウルトラマンダイナ フラッシュタイプ 約150mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア

 

今回のゲスト新怪獣・スフィアジオモスとアガムス操縦のテラフェイザーが暴れる中

アガムスの言葉で心に迷いを生じたカナタがディーフラッシャーを起動できずに

変身できない「どうにもこうにも、どうにもならない(←そりゃガイアだ・笑)」

絶望的な状況の中、光の中から颯爽と姿を現したあの雄姿……

 

劇中におけるその登場が唐突である、と言う(一見もっともな)指摘もあるでしょうが

誰もがその存在を待ち望む時、忽然とその姿を現してくれるカタルシス……

前回の次回予告でも、とことんまでダイナ登場に関する情報が伏せられていただけに

サプライズとしての「効き具合」も超がつくほどに抜群。

ウルトラヒーローシリーズ EX ウルトラマンダイナ 25周年記念セット

ウルトラヒーローシリーズ EX ウルトラマンダイナ 25周年記念セット

 

そして名作として名高い映画「ティガ&ダイナ 光の星の戦士たち」を彷彿させる

"前だけを向いて、逃げずにまっすぐ突き進んでいく"ダイナミックな戦いぶりが

カナタの心の迷いをも振り払わせ、ダイナ&デッカーの新旧二大ヒーローによる

夢の共闘のカタルシスをも生む最高の展開……

 

黙して語らずとも、その戦う背中によって大切なものをしっかりと伝えてくれる。

ダイナは、いえヒーローは、やっぱりこうじゃなきゃいけません。

ウルトラ怪獣シリーズ 188 スフィアジオモス

ウルトラ怪獣シリーズ 188 スフィアジオモス

 

そういうお話ですので、サイテック・ラボラトリー・ホールディングスによる

無謀な「スフィアの死骸を利用したSプラズマ増殖炉の稼働実験」と言う試みや

「破滅を呼ぶ力を欲望のままに利用する」人類の愚考をアガムスに批判させたり

今後の物語のメインテーマを深める要素をしっかり提示しつつも、あくまでそれは

劇中のスフィア合成獣攻略に対しての緊迫感を演出する「フリ」程度にとどめて

危機的状況に立ち向かうGUTS-SELECTの隊員たちとヒーローの活躍を力強く見せきる、

『デッカー』はその辺の匙加減と抑制の効かせ具合が絶妙ですね、やっぱり。

ウルトラ怪獣シリーズ 189 チャンドラー

ウルトラ怪獣シリーズ 189 チャンドラー

 

で、そんなテンションの高いバトル中におけるアガムスの突然の変調……

「テラフェイザーの中にスフィア反応」と言う不穏な台詞を受け継ぐ形になるであろう

次回の『デッカー』。

 

アガムスの故郷・バズド星に何が起こり、何がアガムスの心を大きく歪ませたかは

どこかで必ず語っておかなければならない設定なのですが……

そんな重要回であるだけにゲスト出演&ソフビ発売が確定しているチャンドラーが

劇中での扱いで割を食わされたりしないか、怪獣ファン的にはそこが少し心配ですかね(苦笑)。