1977～80年にかけて展開され、マニア向けファンダムの台頭や再放送などによる
“第三次怪獣（リバイバル）ブーム”の盛り上がりにも一役買ってくれた傑作玩具、
ポピーの「キングザウルスシリーズ」。
そのラインナップの中から、このたびリペイントの遡上にあげるのは……
『ウルトラマン８０』の記念すべき第１話に登場、洗練された特撮技術による
新時代のウルトラヒーロー・８０の初陣たるバトルを大迫力で盛り上げてくれた
”月ノ輪怪獣・クレッセント”君であります。
で、塗りあがりましたのがコチラ！
現行のバンダイ「ウルトラ怪獣シリーズ」にも通じる造形のリアル志向が熟成して
傑作・佳作が続出した、中～後期の「キングザウルスシリーズ」ソフビたち。
このクレッセントもまた、そんなシリーズ・ラインナップの最後期にあたる商品だけに
造形の安定感とまとまり具合はさすがで、記念すべきシリーズ第１話怪獣として
フレッシュなニューヒーローの向こうを張るに相応しい貫禄と精悍さが前面に出て
一箇の怪獣玩具として、もう惚れ惚れするようなかっこよさです。
そんな風に、思わず情緒過多で熱弁（笑）しちゃわずにはいられないソフビなだけに
中古市場での入手の際にも非常に胸がときめきましたし、そんなアイテムの塗装もまた
「今や絶版となっているアイテムに手を加える」と言う禁断と背徳の悦び（笑）込みで
ワクワク・ドキドキさせられて本当に楽しかったですね～。
で、塗装自体は「いつも通りのいつもの感じ」。
クレッセントと言えばこの全身黒一色ですが、その黒いボディが単にベタ塗りの
味気ない単調さに陥らないよう、明るいグレーや暗めのグレーなど、複数の色を
使い分け、塗り重ねて、より複雑な奥行きが出るようにしてみました。
以上、簡単ではありますが……
今回は、「キングザウルスシリーズ」版クレッセントのリペイントの巻でした～。
