所謂「ニュージェネ系」の継承ではなく、かと言って単純な復古路線でもなく……
野性的なヒーローの挙動や個性豊かな怪獣たち、「大人」なメイン登場人物の織り成す
地に足の着いたドラマとしての見応えなどなど、幾多の魅力的な要素が相まって
約半年の放映期間を見事に全うした『ウルトラマンブレーザー』。
番組放映のたびに驚かされ、ときめかされ、唸らされ……
そして今やすっかり大好きなウルトラシリーズとしての位置を確たるものにした
シリーズ屈指の異色作にして意欲作は、毎週登場するヒーローの活躍を彩る
そのテーマ音楽にしてからがあまりにも衝撃的でした。
そんな現行最新の、そして孤高の地位を保ち続ける野生のウルトラマンの活躍を
彩る魅力的な楽曲群の中でも、特に耳に焼き付いて印象的だったのが本曲。
東南アジアなどの民族音楽におけるエスニックな異国情緒のニュアンスをも
濃厚に湛えた本ナンバーと、ブレーザーならではのスーツアクション&声の演技が
渾然一体になって醸し出される「ブレーザーでなければ味わえない滋味」の格別さは
拙ブログのお客様方には、もはや説明の必要もないのではないかな、と。