遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

暗黒の命、ドラゴリーの命

玩具的な愛らしいデフォルメとフィギュアとしてのリアルさが上手く調和した造形、

手に取りやすく集めやすい絶妙のサイズ&価格設定、怪獣ソフビファンの心を擽る

ラインナップ選定のバラエティ……などの諸要素が相まって、リリース開始と同時に

多くの支持を集めているバンダイの現行「ウルトラ怪獣シリーズ」。

そんなラインナップの中から、今回リペイントの遡上にあげますはこちら……

1972年放映『ウルトラマンA』の7~8話に登場し、巨大魚怪獣ムルチをその腕力で

ずたずたに引き裂く野放図な描写で、当時のちびっ子に多大なインパクトを与えた

蛾超獣・ドラゴリー”君です。

 

で、塗りあがりましたのがコチラ!

2013年の全面的商品リニューアル時に待望の商品化がなされ……

全体的に塗装省略などが著しかった中で、待望の商品化に湧くウルトラファンを

落胆させまいと言う開発陣の意気込みが、胸元の紋様などの細かな塗装ぶりなどで

如実に表れていて、そこは紛れもなく好印象だった本商品。

ですので、そんな玩具開発スタッフの方々の手間ひまと意気込みに敬意を表する形で

今回もまた全面くるみ塗装ではなく、商品デフォルト状態での塗装を活かしながら

「足りていない」箇所にちまちま色を足していくスタイルで。

全身のざらざらした質感の皮膚を、単なる成型色の剥き出しには感じさせないよう

段階的なドライブラシで「色の情報量」を上乗せしていき……

しかる後に、全身へのスミ入れを兼ねた油絵具でのウォッシングで印象を引き締め

全身の艶をスプレーで抑えてやれば……この通り!

と、まぁ、こんな感じで。

現行ソフビ版のドラゴリーで、「こんな感じ」にアソんでみました~。