遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

戦え! ジャンボーグ9

"ジャンボーグAー2号、その名は「ジャンボーグ9(ナイン)」!

 エメラルド星人から貰った新しい命、ジャンボーグ9は

 ナオキの操縦で自由自在に動くのだ。

 ジャンボーグ9の目の奥で、ナオキは戦う――

ジャンボーグA VOL.7【DVD】

 ジャンボーグ9は、

 ギアチェンジでそのスピードをコントロールできるのだ。

 パワーは100万馬力!!"

(『ジャンボーグA』第27話劇中ナレーションより抜粋)

円谷プロ10周年記念作品」のひとつとして、1973年1月よりその放映が開始され

同期作である『ウルトラマンタロウ』や『ファイヤーマン』との差別化のために

企画段階でわざわざ謳われた「ジャリ番に徹する」と言う清々しい製作方針のもと

分かりやすい表現と積極的なシリーズ展開、炸裂する極彩色の光学合成などなど

子ども心にジャストミートする直球勝負の娯楽作として、本放映世代を中心として

今もなお根強い支持を獲得し続けている『ジャンボーグA』。

 

そんな『ジャンボーグ』を振り返る上で、今なお語り草となっている意欲的な新機軸、

番組半ばにしての新戦力にして新ヒーロー、ジャンボーグ9の登場から大活躍を

ハイテンションで鼓舞し続けた傑作挿入歌、故・菊池俊輔史の超好戦的サウンド

本曲を背にしたジャンボーグ9の活躍は、Aを上回る新戦士のパワーと言う設定と

毎週の熱いカタルシスに対する、これ以上ないほどの保証でもあったのです。