遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

未来を阻む甲殻

毎年半ばより放映開始される、ウルトラマンシリーズ最新作の放映スケジュールと

完全に歩調を合わせて連動し、テレビで見たあの怪獣、この怪獣が、

玩具売り場に行けば待っていてくれる、という

ある意味、とても恵まれた環境下でのリリースがウリとなっている

現行のバンダイウルトラ怪獣シリーズ」。

その好調な滑り出しで、今後の展開にも大いに期待を抱かせてくれたシリーズ最新作

ウルトラマンアーク』の第1話にて、ヒーローとの大バトルを魅せてくれた彼。

鎧甲殻獣・シャゴン君のソフビこそ、今回のリペイント遊びの獲物です(笑)!

 

 

で、塗りあがりましたのがコチラ!

商品デフォルトの状態でも、大幅に劇中とのイメージが乖離し過ぎないように

恐らくは商品開発とも並行して進めらっれているであろうデザインの段階から

全身のカラーリング設定や成型色指定などに工夫が凝らされ続けているであろう

現行の「ウルトラ怪獣シリーズ」ソフビたち。

ただ、その一方でどうしても、玩具ごとの製造コストや人件費などとの兼ね合いにより

どうしても減らされざるを得ない塗装工程のため、本来あるべき色が足りなかったり

ソフビそのままの成型色が玩具的な軽さを生じさせたり、と言うのも否めない事実。

ですので今回もまた、単色の箇所に複数の塗料をじっくりと塗り重ねていくことで

玩具的な軽さを抑え、より重厚なメリハリがつくように意識しつつの作業開始。

恐竜的な怪獣がシャコ的怪獣の殻を二人羽織りしているようなデザインが特徴である

シャゴン君ですので、その辺の色彩はきっちり塗り分ける方向で。

そして、全身の質感はもちろん艶消し仕上げで――

……と、その上で劇中でも印象的だった葵発行体の箇所にだけは敢えてツヤを出して

全体の中でのメリハリがつくようにもしてみました。

以上、「こんな感じ」に仕上がりましたウルトラ新怪獣のシャゴン君。

これからの番組展開ともども、続々とリリースされるであろう怪獣ソフビの方にも

ワクワク、ドキドキが抑えきれませんね!