いかにもおもちゃ、おもちゃしているビビッドな色彩のソフビ人形が、
塗装のさじ加減ひとつによって如何様にも生まれ変わる――
ソフビ怪獣のリペイント遊びを愛してやまない、大きな理由です。
と言う前置きのもと、今回「遊び」の俎上にあげるのはこちら……
１９９３年に、バンダイから「ゴジラシリーズ」として発売された
“原始怪獣・ゴロザウルス”君のソフビ人形です。
で、塗りあがりましたのがコチラ！
映画『キングコングの逆襲』においては、主役たるキングコングの
猛烈パワーを見せつけるための引き立て役に過ぎなかったものの
人が中に入って演技する縫いぐるみ怪獣としては限界に近いほど
中生代の「恐竜」そのもののような生々しい皮膚表現で造形され
東宝怪獣の中でも際立った存在感と人気を獲得している彼。
そんないぶし銀の人気者と、９３年当時のソフビ原型担当者さんが
がっぷり四つに組み、真摯にその魅力を抽出してくれたことで
まさに劇中のゴロザウルスそのもの！ と誰もが太鼓判を押す
傑作ソフビに仕上がってくれたのが本品です。
そんな素敵なアイテムだけに、入手とともにテンションが上がり
買ったその日のうちにリペイント、と言う次第（笑）。
とりわけゴロザウルスの大きな魅力である、生々しい皮膚表現が
しっかりモールドされているのはもう、リペイントを施そうとする際に
ドライブラシで仕上げて下さい、と言わんばかりのお膳立てで……
ハイ、ドライブラシのし甲斐があって凄く楽しかったです（笑）。
と、言うような感じで……
今回は、バンダイ製ゴロザウルスのリペイントの巻でした～。
