遊びをせんとや生まれけり

全ての「面白がりやさん」へ――千歳より、愛をこめて。

餅は餅屋、ではラーメンは?

1976年の創業以来、40年超の歴史を重ねる厚真町の老舗……

地元・厚真町のみならず、苫小牧や札幌からもわざわざ訪れてくる客の絶えない

名店にして人気店、その名も輝かしき「厚真園」さん。

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早来町の畜産業者から直接仕入れを行い、厳しい目で吟味された肉の味わいは

それはもう、評判に違わぬ折り紙つきの美味しさ――

そして、ここのお店は焼肉以外にもうひとつ、地元産の豚肉を用いて揚げられた

トンカツを活かした“カツラーメン”もまた、焼肉と並び立つ人気メニューなのです。

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てなわけで、ワタクシも厚真を訪れた際には、ちょくちょく注文しては舌鼓を打つ

この「厚真園」さんのカツラーメン。

醤油・味噌・塩・カレー・キムチの五種類の味が選べる中から、今回ワタクシめは

味噌味のスープをチョイスしての注文です。

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さて、このカツラーメンならではの売りであるトンカツは、かなり衣がしっかりと

固く揚がっていて、最初食した際には「あれっ?」と違和感を覚えもしましたが

食べ進めるうち、それは「衣がスープの中で必要以上にふやけ、ほぐれない」為の

心細やかな配慮なのだとすぐに気付かされ、その上でジューシーさと食べ応えを

全く損なわない、肉への熱の通り具合の絶妙さにも改めて感服させられます。

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そしてカツの脂とも喧嘩せず、麺の腰の強さとも十分以上にしっかり渡り合いつつ

見事な「味の一体感」を形成する上での、クリーミィかつすっきりとした飲み口の

味噌スープのお手柄も、この一杯を語る上では忘れてならないポイントでしょう。

 

ラーメン屋さん以外のお店が供する、とびきり旨いラーメン」。

こういう拾い物があっちこっちにあったりするんで、日々の旨い食べ物屋巡りは

本当に奥が深くてやめられないのです(笑)。