遊びをせんとや生まれけり

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漢字で書くと“禍波呑”

現在好評展開中の「ウルトラ怪獣シリーズ」よりも、大きなサイズとボリュームで

強豪怪獣たちを迫力いっぱいに立体化していこうという「ウルトラ怪獣DX」。

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そんな「DX」シリーズの中から、今回リペイントの遡上にあげたのは彼……

ウルトラマンオーブ』第4話に登場し、地上の街を焦熱地獄へと変えて見せた

火ノ魔王獣・マガパンドン”君です。

 

 

 

 

で、塗りあがりましたのがコチラ!

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塗装工程を出来る限り省力化した状態でも、劇中イメージに近く見えるように

恐らくはデザインの段階から考慮が成されているであろう近年の怪獣たち。

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このマガパンドンもその例外ではなく、商品デフォルトの塗装状態でも充分なくらい

劇中イメージ同様の怪獣ソフビを入手することが出来るわけですが……

そしてそれだけに、ほんのちょっとの部分的な塗装の手間を加えてやることによって

より、TV映像でのマガパンドン像に近づける事が出来るかと思います。

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さて、そんな素晴らしい「素材」をどう塗装してやるか?

とりわけこのマガパンドンの場合は、内側で炎が燃えたぎっている煉瓦の窯が

そのまま歩いているがごときカラーリング・イメージをいかに再現するかが

苦しくも楽しい悩みどころではないでしょうか。

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そんなわけで、今回は普段めったに使わないマテリアル……

アクリルガッシュのオレンジ系を混色して作った色を、消毒用エタノールで希釈し

ソフビの凹モールドに流し込みつつソフビ全体に塗りたくってみることに。

乾燥すると完全な艶消しになるガッシュだけに、焼けただれた煉瓦表面のような

マガパンドン皮膚のイメージにも近づける事が出来て一石二鳥かな、と(笑)。

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以上、今回は「DX」版マガパンドンのリペイントの巻でした。

より大きめのサイズで続々リリースされる魔王獣たち、お財布には厳しいものの

それでもやはり、この迫力にはいろんな意味で太刀打ちできません(笑)。